酸,アルカリ水溶液で色が変わる色水遊び,
おうちでできる実験の定番で,とても楽しいです。
紫キャベツを買ってきて作るのもよいですが,
身近な植物から色を取り出すのも思いがけない色に出会えて楽しいのです。
これはヒポエステスという観葉植物の花。
斑入りのきれいな葉っぱが気に入ってダイソーで5センチほどの赤ちゃんを
購入したらどんどん大きくなって,こんな鮮やかな紫色の花が咲きました。
一日で枯れてしまう小さなお花ですが
咲いた花を摘んで冷凍しておけば,使いたいときに色水が作れます。
水切りネットに入れて水に漬けておくだけで
きれいな紫色の水溶液になります。
この冷凍しておいて解凍,の色水の作り方は
多くの植物に使うことができて,安全でお勧めです。
紫キャベツもこの方法で色水が作れます。
(食べ物と混じらないように注意してくださいね)
この色水に酸,アルカリの水溶液に加えるといろいろな色に変化しました。
特に酸を加えたときの変化は鮮やかで感動~。
こういう出会いが,おうちラボの醍醐味です。
自由研究には,こんな風にまとめてみるのもいいかな。
左側の薬品は酸性,右はアルカリ性を示す薬品です。
ドラセナという観葉植物の葉っぱでも実験してみたのですが,
ヒポエステスほどきれいな変化はみられませんでした。
でも,それなりに変化して楽しいですよ。
調べた植物をならべ色見本にするとさらに見やすいかな。
パワーポイントのグラデーションを使っています。
指示薬として使われるBTBと比べてみました。
他にもシソ,朝顔,ハーブティーのマロウブルー
ムラサキゴテン,ツユクサなども色水が作りやすいです。
![]() |
トラデスカンチア’紫御殿ムラサキゴテン’ (b6)
486円
楽天 |
もともと色水になっているぶとうジュースや,紫の野菜ジュースから
スタートしてみるのもいいですね。
逆に,紫陽花,アメジストセージは,
まだ色が取り出せたことがありません。
色の取り出し方としては上に書いた凍らせる方法の他に
煮る,アルコールに漬ける,塩水につける
などの方法もあります。
植物によって取り出しやすい方法が違ったり
また取り出し方によって色味に違いがあったりしますので
あれこれ,試してみるのもまた楽しいです。
色水遊びの注意点
誤飲を防ぐため,実験にはジュースと間違えないような
「いかにも実験」的な容器を使いましょう。
実験前に毒性がないか,調べましょう。
ペットがいるご家庭は,人は大丈夫でもペットには
危険な植物もあります。
一般には平気でもアレルギーが出る場合もあるので
特にお子さんは,素手で色水を触らないようにしましょう。
いろいろ思いつくままに書いてみましたが,
おうちラボの参考になればうれしいです