憎しみ合う者達がいた



骸(諭吉)は野に朽ち



御霊(諭吉)は血に染み



絆は分かたれた



闇に潰えし真心は哭く






愛する者(諭吉)よ、死に候え




「入金地獄」






2021年1月10日



寒空の下、その男は
ひまわり月寒店の入場抽選に備え
並んでいた…



度重なる敗戦により
しっかり前情報を詰め込んで臨む



今回の狙い台は
押忍!番長3
ここ一択であった



年が明けてからというもの
各ホール大事な新年一発目
ありとあらゆる示唆によって
出玉の吹雪が巻き起こっていた


ひまわりグループ豊平に並ぶ人気店
ここ月寒店も例外ではないだろう、と
抽選突破してメイン機種一択勝負



ジャグラーが強い同店舗だが
今日こそは119%を掴みに行くのだ



年が明けても
志だけは一丁前に高い



そして抽選…
燃える男の番号は








無理ぃ!!


多分無理である
ただ、幸いにも並びに対して
割と前の方に入場することはできた



まずは目当ての番長3
満台であった
皆考えることは一緒なのだ



すかさずジャグラー
アイムには空き台があるものの
マイジャグやファンキー等の
ハイスペックJは既に満台



打つ手無しか…



あった



あちこち彷徨いたおかげで
選ぶことはできなかったが
空いてしまっていた





(このブログの管理人は大の絆嫌いである)










今はそんな贅沢を言っても仕方がない
台を確保し、早速判別に入る



今や6号機のメイン
今後を担う注目の絆後継機
期待を抱いてひたすら回した



4スルー、BT
5スルー、BT



苦戦を強いられた
幸いスルー天井にもG数天井にも
届くことなくBTには当たり続けたが
とにかく続かない



4.500枚出ては飲まれを繰り返し
3500G程回してヤメ



有利区間7回消化して
判別結果はおそらく2



機種単位で見ても
上であろう台は数台で
番長やジャグラーと比べると
絆2は閑古鳥が鳴いていた



ユニメモとスランプ載せます↓










テーブルはよく見るヤツ
ミッションが解放されていないが
リアタイでCを確認できた部分を
当てはめても特に設定差が
あるようなものは無かった



弦BCによる示唆は2.4.6のみ
半日を終えて絆を2と結論付けた





時、既に遅し!!





既に詰んでいた
後ヅモできそうな空き台はなく
ハイエナできるような状況でもなく



ひしひしとこの界隈の打ち手の
レベルの高さを感じていた



そして男は追いかけた








30分程彼を追いかけた後、見つけた
魔法少女まどかマギカ新篇



通常ラッシュに1度当選しており
3台中2台が好挙動を示していた





全台系あんぞ…!!





初当たりは通常ラッシュ
やはりな…とレバーを叩く
左腕に力が入る



高設定を確信した男は
持ち玉が尽きても追加投資



しー!!
チーズ!!
チーズ!!
チーズ!!





そして気づいた
お前違うな…?



高設定はそんなに
チーズを食べたがらないのだ



設定5という線もあるが
どうにも他の判別要素が弱すぎる



お前3やろ?



男は気づいた
財布から3人の諭吉が消えていたことに



涙を拭いて、そっと席を立ち
これまた全台疑惑のバーサス


 


この日は固まってor並んで入る
傾向が顕著であった事から
空き台であった(確か)430番台へ



小役をポチポチしながら
後ヅモに掛けた








結局のところ、
ゲチェナが脳汁ぶしゃーなのである



しかしながら展開は



減らず増えず
小役も悪い
BB.RT中も良くない上に奇数寄り



大したG数も回していないが
早々に1だろうと判断し
残り時間も少ないためヤメ



最後はディスクアップ
5.6なんてハナから期待してないが
とにかく当日データの良い台
とにかく下でも甘い台



残り時間も2時間を切った
少しでも回収して帰らねばならぬのだ








彼はカチカチくんを落としてたことにも
気づかず僅かな希望に掛け、回し続けた



何とか500枚ほど回収し、気づく



あるぇ〜?カチカチくんはぁ〜?



負けた上にカチカチロストは痛すぎる
カチカチくんは意外と高い上に
その辺にはなかなか置いてないのだ



バーサスのシマ…ない!
トイレまでの道のり…ない!



ある訳ないと思いながら
出玉の交換も兼ねてカウンターへ



そして尋ねる
カチカチくんの落とし物はないですか?



あった!!!



届けてくれた方本当に本当に
ありがとうございました!!








本当に諦めていました
喫煙所の人数制限守って外で待ってたり
カチカチくん届けてもらったりと
人の暖かさと言うか、そんな物を感じて
実戦の結果以上に大きな物を得た
そんな風に感じました



財布は寂しい感じだが
心はホクホクで男は帰路に着く…



帰り道、考えるべきは
ホール自体は盛り上がっていたのに
絆はすっかり蚊帳の外であったこと



ホールの立場になって考えてみよう
(あくまでも個人的な考えになってしまう
ことを了承いただきたい…)



今の時代
ホールの主役はやはり
押忍!番長3
魔法少女まどかマギカ2
なのだ



凱旋や初代絆、初代まどマギが無くなり
打ち手が求める一撃◯◯枚を実現できるのは
これらの機種しかない訳だ



番長3の設定5や
まどマギ2の裏マギクエ等
これら5.5号機にもその可能性は
大いに秘められている



コロナが流行り
ヒラの店内は閑散としている
ホールもボランティアではない
彼らも利益を求めて営業している




つまりどう言うことか



昔からのイベントを上手く使って
今のルールに則りながらも
出しますよ!!って示唆をする



自ずと人は集まる
自ずと番長やまどマギは埋まる



もちろんホール側も
そこには配分強めにならざるを得ない



それと同時にどこで抜くか
ホールとしては非常に重要で
僕はそれを絆2なのでは?と考えた



初代絆人気を考えても
「絆」というネームバリューのみで
勝手に終日回されてしまう事



そしてもう一つ、
設定が確定する瞬間があるという事



絆2には設定2.4.6が
確定する演出がある訳だが
1を否定するだけでぶん回されたり
そこに他の判別要素も加わり
判別している打ち手から見ると
2でも6っぽく見えることが大いにある



そして最後に
有利区間というシステムだ



絆の判別において
テーブル判別の重要度は高い



今どこのテーブルに居るのか
判断する為には1回の有利区間を
消化しきる事がほぼ必須である



その為どんなに腕の立つ
打ち手が判別しようと
半ば強制的に1有利区間は
投資を続けさせる事ができるのだ



結果ホールは
6を使わずして6を匂わせる事が可能で
その上、半強制的に投資させるシステム



人気の機種でありながら
ホールとしてはぶっこ抜くには
最適な機種なのである



多台数を抱えていても
2ベースにして5.6を1台置いとけば
勝手に人は付き、低設定でも回るのだ





…と、絆の扱いについて
こういう結論に至ったのである



情報やデータの重要性に加えて
昨今のホール事情まで考えられたなら
長く険しい高設定奪取への道のりだが
また一歩、前に進めたのかもしれない




負け続きの男だが
そこには確かに高設定はあるのだ



止まぬ雨などない…!!!



チャンスは必ず巡ってくる、と
男は札幌を後にした…





1月10日
ひまわり月寒店

バジリスク絆2
魔法少女まどかマギカ新篇
バーサス
ディスクアップ



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