一応「2013 春の新作大宝飾・時計展」との事だったが、新作と言える様な時計やジュエリーがそんなに目に入らなかった。
唯一目を惹いた時計が「blu」の「Open Planet」である。「blu INFINITYシリーズ」の投稿で述べたダイヤルが回転する時計のひとつだ。尚現在はINFINITYではなく「PLANETS」と言うコレクション名になっている。
Open Planetは「Majesty Tourbillon MT3」程では無いが、文字盤が回転する仕組みの一部が見える様になっている時計である。
私が現在最も天体の運動に近いと考えている動きをする時計がMajesty Tourbillon MT3であり、トゥールビヨンという時計の動きを在る意味一番正しく表現している時計とも言える。(同様の時計が「Breguet NEW Tourbillon」の投稿で述べた「Breguet」の「5347 Double Tourbillon」である。)
自転や公転によって時刻を表示する様は「時計は小さな宇宙」を体現していると言って過言では無いだろう。(尚、http://www.youtube.com/watch?v=NPYFlAn8Ds0 のURLにて、イメージ動画を見る事が出来る。)
但し価格は\34,650,000と、これまた一般人からすると天文学的な数字となっている。(こちらは宇宙規模で無くて良かったのだが。)
Open Planetはトゥールビヨン機構が無い通常のPLANETS(INFINITY)の一部をオープンにしただけなのでMajesty Tourbillon MT3に比べるとかなり現実的な価格になる。
ケース素材にSS(ステンレス・スチール)が選択出来、ダイヤルのオープンで無い所はカーボンファイバーかメテオライトから選択出来る。(画像1。左がメテオライトダイヤル、右が今回展示されていたカーボンファイバーダイヤル。SSケース・カーボンファイバーダイヤルで価格が\1,596,000。)
実際に実物を見てみると思ったより好印象だった。ギミックも面白いので人とは違った時計や通常と違う動きの時計を楽しみたいなら十分に選択肢に入れて良いだろう。オープンになった部分から中の動きが見える様になった事で、全体の動きが想像出来る所も楽しい。
その後、イベントフロアで「元タカラジェンヌの華麗なる夢のレビューショー」なるイベントを見る。
元宝塚歌劇団の星組「美苑えりか」女史と星組「麻園みき」女史による小ステージが行われた。(画像2。左は美苑女史、右は麻園女史。)
私は宝塚自体見るのが初めてだったのだが、成程ひとつの舞台としてはかなり洗練されているのだと思った。
ミュージカルの様に踊りや演技、パフォーマンスを加えながら歌うのはかなり大変だと思うが、声量も素晴らしかった。
有名な「すみれの花咲く頃」は勿論、「オペラ座の怪人」の宝塚版である「PHANTOM」の一曲、また富山と言う事で、富山出身の元宝塚歌劇団月組「剣幸」女史に因んで、剣女史が主演したミュージカル「ME AND MY GIRLl」の楽曲等を聴く事が出来た。(但し、私は全然曲を知らないのだが‥)
全7曲も歌って頂きなかなかに感動出来た。美苑女史の可憐さや麻園女史の紳士的な美しさも良かったが2人のコンビネーションも流石だった。(結構この2人で活動をしておられる様だ。)
握手までして頂き光栄だった。
「某宝飾時計店26」の投稿で述べた「清水アキラ」氏、「某宝飾時計店22」の投稿で述べた舞妓の「叶祐美」女史、そして「某宝飾時計店32」の投稿で述べたフレアバーテンダーの「前田智憲」氏と、某宝飾時計店で開催された様々な小ステージを観賞してきたが、どれも記憶に残るモノばかりだった。今回も同様だろう。今後もこの様なイベントを続けて欲しいと思う。