






そんな言葉が頭を過ぎったのはつい先日の事である。
これまで何度かマスコットキャラクターを再現したパンを嫁が作ったのを記事にしてきた。
「料理10」の投稿では、顔をパンで作成し、「ポン・デ・リング」のドーナツをそのまま鬣にした「mister Donut」のマスコットキャラクター「ポン・デ・ライオン」(画像1)を作ってみた事を述べた。
完成したのが「パン・デ・ライオン」である。(画像2)
このアイデアといいネーミングといい、自分の才能に驚いた位である。(何度も言うが、私は所詮アイデアだけで、実際に形にしたのは嫁である。)
mister Donutで販売されても不思議でないと思える完成度であった。
その後「料理10 その2」の投稿で、このパン・デ・ライオンが実際にポン・デ・ライオンとして\220で販売されると述べたが、実はこれ、2009年4月1日投稿のエイプリルフールネタである。
パン・デ・ライオンが気に入っていた為、嘘の話題としても使わせて頂いたのだ。
そして月日は流れ2013年1月23日、私は目を疑う事になった。
調度ポン・デ・リングが誕生して10周年のアニバーサリーとなり、新商品「ポン・デ・リング生」等と併せて「ポン・デ・ライオンドーナツ」が限定で販売された。(画像3)
このポン・デ・ライオンドーナツこそ、私のエイプリルフールに利用したパン・デ・ライオンの商品化そのものであった。
流石に私のパクリだとも言えず‥取り敢えず実際にポン・デ・ライオンドーナツを食べてみる事にした。(画像4)
当たり前だが鬣はポン・デ・リングそのままである。顔はホイップクリーム入りのボールドーナツに目や口が描かれた板チョコレートが置かれている。(画像5、顔を裏から見た状態及び板チョコレートを外した状態。)
確かにチョコレートに描かれているだけあり、顔は綺麗で忠実に再現されているが、平面という大きな欠点が有る。パン・デ・ライオンの方が立体的なのだ。
顔が特別美味しいという事は無かった。
因みに、「料理10 その2」の投稿で私の嘘(商品化した場合の予想)と現実に商品化されたポン・デ・ライオンドーナツには何程の違いが有ったか?検証してみよう。
ネーミング
予想 ポン・デ・ライオン
実際 ポン・デ・ライオンドーナツ
商品展開
予想 4種類(ハニーグレーズ、黒糖、ショコラ、ダブルショコラ)
実際 2種類(ハニーグレーズ、ショコラ)
顔の中身
予想 ハニーグレーズ=カスタード、ショコラ=ホイップクリーム
実際 全てホイップクリーム
顔の生地
予想 イーストシェル
実際 イーストリング(のボールドーナツだと思われる。)
価格
予想 \220
実際 \189
この様な結果となった。
改めて自画自賛だが、流石は私の予想である。かなり良い線ではないだろうか?
生地をイーストシェルからイーストリングにして、顔は全てホイップクリームに統一、顔もプリントのチョコレートにすれば価格は多少安価に出来る。
更に、「TOKYO Solamachi」内のmister Donutにはポン・デ・ライオンの仲間であるフレンチクルーラーモチーフのキャラクター「フレンチウーラー」(画像6)を再現した「フレンチウーラードーナツ」も販売されているらしい。(画像7、TOKYO Solamachi限定商品との事。)
「料理10」の投稿のコメントにて、プロならフレンチウーラーも作成可能ではないかと述べたが、これも予想通りだった。そしてフレンチウーラードーナツは、ポン・デ・ライオンドーナツより顔が立体的に見える。これは素晴らしい完成度だ。TOKYO Solamachi以外で食べれないのが残念だ。
取り敢えず、私の想い描いた想像(嘘)が約4年後に現実となったという事に幾許かの喜びを感じた。皆も是非「私が考えたモノ」として食べてみて頂きたい。