また、末永く愛用するつもりでは無く、流行りのモノや使い捨てとなる様なモノは、基本的に安く手に入る事を優先するのが私の考えである。この様なモノは並行輸入品やオークション等でも全然有りだと思う。(貧乏人故の考え方だが。)
そんな私が特にYahoo!オークションで落札するモノは、殆どが現在販売が終了しているモノかノベルティや懸賞品等通常では手に入らないモノである。(「オークション 1~12」の投稿参照。)
やはり限定商品等はオークション等を利用した方が入手し易いのだ。
今回は私が気付いた時には既に完売していた商品を偶々発見し無事手に入れる事が出来た。
それが「LOEWE」のトートバッグである。
このLOEWEのバッグは、雑誌「uomo」とコラボレートして販売されたモノである。
残念ながら私は雑誌「LEON」の様にuomoを定期購読しておらず、偶に記事が面白そうだった場合に購入したりしていた位であった。
そして偶々購入した2009年の4月号に「uomo別注&コラボ」という創刊4周年記念の特別企画の記事が有り、LOEWEのバッグが一番始めに紹介されていた。このバッグがなかなか格好良く、しかも価格も思ったより手頃な為、本気で購入を考えた商品である。(画像1)
元々は2008年11月号で紹介及び販売された限定数10の商品らしいが、即日完売したらしい。2009年の4月号では無理を御願いしたらしく限定数2の販売となっていた。(「SALONE UOMO」というウェブショップにて販売されていたらしいが、現在は閉鎖している様だ。)
勿論雑誌の発売日に購入している訳でもなく、当然ながらその2つも既に完売していた。まあ私が得意とする逃がした魚は大きいという奴だ‥
そんな珍しい品が人手に渡ったとは言え、未使用でYahoo!オークションに出品されていたのだから入札しない訳がなかった。(未使用で無ければ多分入札はしなかったであろう。)
一応、その出品内容では限定数20となっていたので更に8点が販売されたのかもしれないが、詳しくは不明である。(私が知っているのは上記の12点のみ。)
画像2が収納袋、画像3が袋から出したバッグ。
このLOEWEのuomoコラボレーションバッグは、ナッパカーフをパテント(エナメル)加工で仕上げた黒が際立つ使い易いトートである。(画像4~6。画像4は正面から、画像5は斜方から、画像6は上方から見た状態。)基本的に私はブランドを技法や作り等でなくモノグラム等の所謂エンブレムの様なモノで主張する事が余り好きでは無いのだが、このバッグは大きいながらもまだ許せるレベルだった。(画像7、モノグラムの拡大。コバの仕上げは見事である。)
脱着可能なショルダーストラップが付属している点も使い易い。(画像8)完全にでは無いが上蓋が付いているのも有難い。また、その蓋自体に小物が入る様になっている。(画像9)
内部にも沢山のポケットが有る為、細かなモノも収納し易い。容量も34cm×40cm×16cmと十分。
サイドポケットはボタンで閉じる様になっているがボタンが弱いのか勝手に開く事がまま有る。
スタイルもなかなかにマスキュリンで、漆黒のパテントがタキシードに合わせるエナメルシューズ(オペラパンプス)の様だ。本来ならLOEWEは革質に定評が有る為、パテントされたレザーは何となく勿体無い気もする。(LOEWEを選ぶなら邪道と言えるのではないだろうか?)しかし、その勿体無い使い方も有る意味贅沢な考えだと思って使用している。唯、バッグの底までパテント仕上げとなっているのでキズ付き易いのが少々気になる所だ。
まあそれでも、革質・縫製共に流石なので永く愛用出来るだろう。
因みにモデル識別番号は「A-28003861」(画像10、ギャランティカード参照)だがモデル名はよく判らない。LOEWEを代表するモデル「Amazona」に雰囲気は近いがハンドル等細かい部分がかなり違う。詳しい方がおられたら教えて頂きたい。
それにしてもオークションは本当に面白い。諦めていたモノがひょっこりと出品されていたりすると、つい入札してしまう。だからこそ日々のチェックが欠かせないのだ‥