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最近、マスコミュニケーションの情報に因ると、新型のノロウィルスが猛威を奮っているとの事である。実際私の職場でもノロウィルスに感染した者が何名か発生した。(新型なのか従来のモノなのかは判らないが‥)

さて、そんな中、某ペニーオークションの芸能人に依るステルスマーケティング(サクラ)も調度世間を騒がせていたと思う。
入札手数料オークションという方式で安価に落札出来る可能性が高いが、1回毎入札に手数料が発生する。(それ故安価に落札出来る)実際私も、無料の分だけペニーオークションに手を出した事が有る。

平日の午前中と言う、普通なら最も落札し易いタイミングだが、残り時間0になっても落札出来ず、何故か別の入札が必ず入る。

このペニーオークションだが、例えば1万円の品を1円からスタートして1円ずつ価格が釣り上がるとする。(入札手数料は100円とすると)どれ位の利益が発生するか?何と100円になった時点で元が取れる。更に100円で落札出来るかもしれないとしたら、取り敢えず入札してみようと思う方も多いだろう。何しろ5000円でも半額で購入出来る訳だ。手数料は1回100円ならまあ入札してみても良いだろうと思うのだ。5000円で落札出来たとして、それまで10回入札したとしても6000円、4割引で手に入る。しかし例え落札できなくても入札した10回分の1000円は戻ってこない。
そして5000円で落札したとすると店側は50万円の儲けとなり、商品代を差し引いても49万円のプラスとなる。
その為誰の入札も無い場合は強制的に架空の人物に因る自動入札が行われるのではないかと予想。

この時点で詐欺臭いとは思っていたが、続いて「○○円分の入札権利」というモノに入札。例えば通常なら1000円で10回入札出来るとする。しかし、この権利を落札するとその落札金額を支払う事で30回入札出来るというモノである。
これが予想通り1発で落札出来た。
当たり前だが、この商品は元手0円だ。つまり入札分も落札金額もそのまま運営会社の儲けとなる。釣り上げする必要もないので誰でも簡単に落札出来るという訳だ。実に賢い(汚い)。
私は無料分以上にペニーオークションを楽しもうとは思わなかったので当然落札金額は払わなかった。(もうそれっきりである。この投稿に併せ、サイトを久し振りに訪問しようとしたら閉鎖したのか検索エンジンではヒットしなかった。また詐欺や被害と言った内容のサイトが多数ヒットした。尚、現在は私が試したサイト以外についても殆どのペニーオークションサイトが閉鎖している様だ。画像は現在運営しているペニーオークションのひとつ。)

清く正しく運営しているペニーオークション会社も有るのかもしれないが、正直私が試してみたペニーオークションは(芸能人に因るステルスマーケティングが行われるずっと前の時期であり、その会社でも無いが)詐欺に近い印象を受けた。
私に言わせて貰うと、無料分を数回試しただけで直ぐにおかしいと気付くレベルである。芸能人のステルスマーケット以前に本人の注意力が不足しているだけだと思う。(いくつかの高額商品を安く落札出来る様な「撒き餌」をされたら私も騙されたかもしれないが‥尤も、本当に欲しいモノは、私は出来る限り正規輸入された品を購入しようと思っているので、余り問題は無いと思う。)

それ以前にペニーオークションが何たるかをもっとマスコミュニケーションは伝えるべきでは無いだろうか?正直普通のオークションとどう違うのか知らない方が殆どだと思う。(それ故、今回の投稿では例を上げて説明してみた。)
芸能人叩きは、大衆からすると必要なのかもしれないが、どうしてペニーオークションは詐欺紛いなのかを伝えきれてないと思うのだ。芸能人が関わった事の方が大きく取り上げられているが本当は詐欺行為が問題なのだ。

そして最近のマスコミュニケーション自体がステルスマーケティングを行なっているとも感じるのが一番の問題である。
流行という言葉自体が最早ステルスマーケティングであろう。恰も「流行っている」様に各メディアで発信するだけで、そこに一つの架空のブームが生まれ、興味を持った者がそのブームに乗る。これが最近のカラクリだと思えるのだ。
音楽、映画や食等の芸術文化は勿論、冒頭に述べたノロウィルスやインフルエンザ等も「本当に」流行しているのだろうか?
そんな不信感が強くなっている。私達がTV(マスメディア)から離れていく理由のひとつかもしれない。