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「大阪旅行21」の投稿で、「大丸心斎橋店」にて「STONE ISLAND」のコーナーを発見し、一着購入した事を述べた。

STONE ISLANDは、「ICE JACKET」の投稿でも述べたが、他のブランドとは一線を画す面白い素材を用いた独特な世界観を持っている。

在る意味、その特殊な素材を用いる事自体がSTONE ISLANDのアイデンティティであり、ほかブランドとの差別化を明確にしている様に感じる。

さて、今回購入したものはSTONE ISLANDの代表とも言えるアウターである。「44198 THERMO REFLECTIVE」(以降「THERMO REFLECTIVE」)というジャケットだ。一応今年の新作との事である。(画像1、2。画像1は正面、画像2は背面。)
一見すると普通のフード付きジャケットだ。色は白っぽいグレーというか少し表現が難しい色だ。
外側に左右2つずつ、内側に1つ、計5つのポケットが有る。左肩にはウィンドローズと呼ばれるSTONE ISLANDのエンブレムが取り付けられている。このエンブレムは刺繍されており取り外す事も可能。(画像3)
表面の素材は少々堅めで、ゴワゴワとした印象。因みに裏地(画像4)は綿で中綿はポリエステルと至って普通だが、かなり暖かくスキーウェアとしても通用すると思う。

流石に購入した11月ではこのジャケットでは、ゴツ過ぎて真冬の装いである。暫くはタンスの肥しかと思っていたのだが‥
12月になりいきなりの大雪。10日、富山では43cmの積雪を記録。12月上旬の積雪としては観測史上初らしい。早速THERMO REFLECTIVEデビューとなった。十分暖かく、これから活躍するに足るジャケットだと再確認出来た。勿論風雨も通さない。

そして、重要なのがこれからだ。このTHERMO REFLECTIVEをはICE JACKETと同様に外気温で色が変化するコーティングがなされている。15℃以下で黒っぽく変色する。(画像5、6。画像5は15℃以上の状態、画像6は15℃以下の状態。)
また、「LIQUID REFLECTIVE JACKET」と言うこれもSTONE ISLANDを代表する、マイクロガラスビーズを塗布したコーティングが施されたジャケットが有る。特徴はとしては普通の生地にコーティングに依って光を反射する性質を持っている面白い素材だ。
実はTHERMO REFLECTIVEは、THERMO=温度とREFLECTIVE=反射、即ちICE JACKETとLIQUID REFLECTIVE JACKETの両方の特徴を持つジャケットなのだ。これが購入した(してしまった)理由である。一部のみ温度を変えるとその部分のみ色が変わる。(画像7、8。画像7は上部が15℃以下の状態、画像8は冷たいモノを当てた場所のみ色が変わった状態。)

そんなTHERMO REFLECTIVE(ICE JACKETとLIQUID REFLECTIVE JACKETも含む)だが、実はひとつだけ心配事が有る。
それは、これらの特殊なコーティングが施されたハイテク素材にポリウレタンを使用している事である。
知っておられる方も多いと思うがポリウレタンは劣化(分解)する素材である。分解はその素材が合成(作られた)された瞬間から始まる。
衣類に使用される場合は数年で劣化が進み、罅割れたりベトベトになったりしてしまう。タグを見ると表地はポリエステル52%、ガラス48%となっていたが、公式オンラインストア(URLはwww.stoneisland.com/ )ではポリウレタン38%、ポリエステル32%、ガラス30%となっていた。
他の感熱素材や反射素材もポリウレタンを使用しているので間違い無いだろう。
最近のポリウレタンは多少劣化し難いモノが増えてきたらしいが、STONE ISLANDのモノもやはり劣化したという話を聞いたのでどれだけの期間使用出来るか非常に心配しているのだ。せめて6シーズン位着用出来たなら嬉しいのだが‥

まあ劣化の問題を除けばとても購入に満足している。「ICE JACKET」の投稿で紹介したブルーやイエローのジャケットより色の変化が解り易く楽しめるし、グレーと黒のどちらも私が好きなモノトーンカラーなので着用し易い。
リフレクターコーティングは、暗く温度に依る色の変化が解り難い夜でも光を反射する事で存在感を示す事が出来る。安全性にも一役買ってくれるだろう。
もっと着たいと思わせるTHERMO REFLECTIVEだ。