イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

「限定商品8」及び「煙草9」の投稿で、私が「S.T. Dupont」の喫煙具を使用している事を述べた。皆もS.T. Dupontと言えば喫煙具という印象であろう。

S.T. Dupontは元々は革製品を取り扱う工房として創業したのだが、その後経営に行き詰まり、ライターを販売を開始。これがヒットして現在のS.T. Dupont=ライターというイメージが生まれた。
現在では、革製品や喫煙具だけでなく筆記具やメンズアクセサリーも販売しており、「MONTBLANC」や「ALFRED DUNHILL」、「CARAN d'ACHE」等と同じような紳士用品ブランドとなっている。(私が購入したモノについては、「東京旅行13」及び「東京旅行17」の投稿参照)

尚、S.T. Dupontの万年筆については、「Pelikan」のOEM(Original Equipment Manufacturer)であったという話が出ている。(現在は判らないが‥)
まあPelikanが製作しているのであればクオリティも問題無い。

そんなS.T. Dupontから今回紹介するのは「Sleeping mermaid collection」。筆記具とライターである。
何とデザインを手掛けたのは、日本人の漫画家「尾田栄一郎」氏である。尾田氏と言えば、そう世界中で大ヒットしている「ONE PEACE」の作者だ。
S.T. Dupontはこれまでもアーティストとコラボレートした限定商品を手掛けてきたが、漫画家は初めてとの事。Sleeping mermaid collectionは尾田氏の描いた眠れる人魚を忠実に再現した芸術品である。ONE PEACEのファンならば是非とも手に入れたい逸品である。
因みに、「TAG Heuer」からもONE PEACEとのコラボレートした時計を限定で発売していたが既に完売。TAG Heuerが日本限定販売なのに対し、S.T. Dupontは世界限定販売である。何程の価値かは言わずもがなだ。

Sleeping mermaid collectionには3種のコレクションが用意されている。
1つ目が、最も手が掛かっており、最も尾田氏の世界観を表現しているPRESTIGE COLLECTION。
重厚な四角いシェイプのコンバーターとカートリッジ両用式の万年筆(画像1)とガスライター(画像2)が有り、それぞれ二枚貝の台座が付属する。(画像3、台座に万年筆を立て飾り箱に収納した状態。ライターに関しては、その台座が灰皿にもなるとの事。)
18Kでコーティングされ美しく彫金されたボディには、泡の部分にサファイアが埋め込まれており、最早芸術品と言える出来だ。万年筆、ライター共に限定数55で価格は\1,470,000。
欲を言えば、これだけ凝った万年筆ならば両用式より吸入式にして欲しかった。

2つ目がPREMIUM COLLECTION。PRESTIGE COLLECTIONは高価なので通常はこちらが本命だろう。
筆記具は両用式の万年筆とローラーボールが有り、形もスタンダードな円筒状のシェイプでThe Prestige collectionと比べても使い勝手は良さそうだ。(画像4、ローラーボール。外装は万年筆も同様である。)ライターは「LIGNE 2」をベースに装飾が施されている。(画像5)サファイアは使われていないがこちらも18Kでコーティングされている。PRESTIGE COLLECTIONが芸術品なら、PREMIUM COLLECTIONは工芸品と言える。
それぞれ限定数1111で、万年筆及びライターが\231,000、ローラーボールが\210,000である。
彫金等の装飾は、残念ながらPRESTIGE COLLECTIONとは比べ物にならないのが少々目に付く(比較の対象が有ると差が歴然なのだ。)が、価格相応と考えるべきだろう。

3つ目がPRIME COLLECTION。こちらは限定数は設定されていないが期間限定という感じだろうか。
ペンは「DEFI」のボールペン(画像6)、ライターは「MINIJET」(画像7)とS.T. Dupontのエントリークラスの品に尾田氏のイラストが描かれているモデルである。
PRESTIGE COLLECTIONやPREMIUM COLLECTIONがゴールドなのに対しPRIME COLLECTIONはブルーとシルバーが基色である。高級感が有る訳では無いが綺麗なブルーと尾田氏の人魚の絵が良い雰囲気になっていると思う。価格はボールペンが\36,750、ライターが\15,750である。

ONE PEACE好きな貴方は、是非Sleeping mermaid collectionを紳士の道具としてみては如何だろう。世界で認められた尾田氏が話題になる事で海外相手でもビジネスの話が進むに違い無い。そして美しい世界観を持つ事で、自分自身の活力にも為る事だろう。ライターは勿論、筆記具の書き味にも定評の有る現在のS.T. Dupontなのだから道具としても安心だ。