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「万年筆5」の投稿で、「VISCONTI」の万年筆「Divina Proporzione Silver」に不具合が発生した事を述べた。

キャップに埋め込まれているSV925製のプレートが剥がれてきており、修理をどうするか非常に悩んでいた。

「万年筆5」の投稿時は、VISCONTIの日本正規輸入代理店が決まっていない状態で、日本国内でも何処に修理を依頼すれば良いかも判らなかった。

その後、VISCONTIの正規輸入代理店が「日本万年筆」に決定したとの情報を得、早速日本万年筆に依頼をする。

修理についてだが、イタリア本国へ送る必要が有るが、一品だけを送るという事は難しい為、送る品がある程度集まってから送る事になるので、かなり日数が掛かるという回答を得た。
こちらとしては、日数に関しては全く問題が無かったので了承。
気になる修理費用は、何と無料だった。イタリア送りともなると結構な費用が掛かるかと思っていたが、非常に有難い対応だった。

そして数ヶ月経過し、漸く私の元にDivina Proporzione Silverが帰ってきた。
大きな包で送られてきたDivina Proporzione Silverは、何とVISCONTIの純正飾り箱に態々収められていたのだ。(画像1、2。画像1は外箱と付属品、画像2は飾り箱。)
当然だが、私修理の際に送ったのは万年筆本体とギャランティカードのみである。
同型のレギュラーモデルである「DIVINA」の飾り箱なのだろうか?ボックス内にはDIVINAの取り扱い説明書が付属していた。(画像3)
更に、画像1の付属品についてだがVISCONTIの純正ボトルインクである「INCHIOSTRO STILOGRAFICO」の「Nero(ブラック)」が添えられていた。(画像4)サービスという事だろう。
丁寧で無償の対応に、箱やインク等といったちょっとした気の効かせ方で、ブランドに対する印象がガラリと変わるのが不思議である。日本万年筆、そしてVISCONTIが更に好きになった。

万年筆本体を確認する。(画像5)
まだインクを入れて試し書きした訳では無いが、取り敢えず剥がれかけていたSV925製のプレートは綺麗に接着されていた。また、点検と洗浄といったOHを行ってくれた様で、新品同様の美しい状態になっている。(画像6)
プレートが指に引っかかると感じた部分も1箇所を除いて、気にならない位に仕上げ直されており、アフターサービスとしては殆ど満点と言えるだろう。(完璧では無いのがイタリアらしい‥)

改めてアフターサービスとはどういったものかを感じる事が出来た。
良い商品の提供は勿論だが、結局は、丁寧且つ、ユーザー目線に立った対応こそが顧客満足度に繋がるのであろう。

個人的には、イタリアのペンブランドでは無難に「AURORA」を勧める処だが、今回の対応からVISCONTIも勧める事が出来る様になった。但し、正規輸入代理店である日本万年筆の力が有ってこそである。日本万年筆には、今後もVISCONTIの代理店を続けて頂きたいと願う。