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時計や宝飾品のハードカバーブックは偶に買ったり、手に入れたりしているのだが、それ以外でハードカバーとなるとそう手にする事は無いのが現状である。(時計ブランドのカタログ等にはハードカバーのモノが多いが、今回はそういったモノを除く。)

「大阪旅行16」の投稿で述べた、「BOUCHERON」のアートブック「囚われの煌めき」や「Breguet」の「HORLOGER DEPUIS 1775(日本語訳版「ブレゲ 天才時計師の生涯と遺産」)」等が私の持っている代表的なハードカバーである。(何れ、ブレゲ 天才時計師の生涯と遺産等私の持つハードカバーをブログで紹介しようと思う。)

兎も角、時計や宝飾品関係以外では、殆どハードカバーの本を持っていないのだ。
そんなハードカバーは、私の中ではこの囚われの煌めきにしろブレゲ 天才時計師の生涯と遺産にしろ基本的にBOUCHERON、Breguetがその歴史の上で作り上げた傑作を写真で紹介している一種の図鑑と言える。
思えば、ソフトカバーだが、「Cartier」と「Van Cleef & Arpels」それぞれが開催した「Cartier creations」と「the Spirit of Beauty」という展覧会カタログを購入したがこれも同様に図鑑と言えるだろう。(Cartier creationsについては「東京旅行23」の投稿、the Spirit of Beautyについては「東京旅行27」の投稿参照)

どうやら私はこういった図鑑が好きな様だ。多分現実には購入不可能な博物館クラスの時計やジュエリーでも図鑑が有れば、取敢えず眺める事が出来るからかもしれない。

子供の頃は昆虫や動物、植物、天体、働く車等‥結構図鑑等が好きで色んなモノを読んでいた様な気がするのだが、何時から読まなくなったのだろう‥
幼い頃は知識を得る事が楽しかったのかもしれない。見るモノ全てが新鮮で面白かった。またその知識を披露すると大人が驚いてくれたりするのも嬉しかったのだろうか。
何時しか、勉強は義務的になり、皆が同じ知識を共有する様になった。図鑑等の知識は授業では殆ど役に立たず、段々と優先順位が下がっていき、結局勉強が惰性化し面白いと感じる事が無くなり、知識を得る快感が無くなっていった。

こうして馬鹿な私が生まれた訳だ。今では、その頃に蓄積した知識も殆どが失われており、雑学としても殆ど役をしていない。(尤も所詮は子供レベルの知識でしかないのだが。)

しかし、図鑑が好きという事は、どうやら今も変わっていないので、囚われの煌めき等を喜んで手に入れて読んでいるのだろう。

そんな私が最近購入した図鑑が有る。「THE Elements(日本語訳版「世界で一番美しい元素図鑑」)」である。(画像1)セオドア・グレイ氏著、ニック・マン氏写真の元素100までをそれぞれ見開きページで美しい写真と共に紹介している図鑑だ。(画像2、3。画像2は各元素の写真、画像3は癸運總任寮睫澄)尚、アクチノイドは元素そのモノに関連した写真ではなく、名前の元になった人物等の写真となっている。(正確には癸坑兇離ュリウムから。)
因みに幼い頃、元素周期表は殆ど暗記していたのだが、今では全然思い出せなくなっている。また、この頃は癸隠娃海離蹇璽譽鵐轡Ε爐ラストだったが、この図鑑では癸隠隠欧離灰撻襯縫轡Ε爐泙任正式に名称の決定した元素で、それ以降癸隠隠犬泙任発見されているとの事。

時計や万年筆等ではケースやペン先等に通常使われない異素材を用いる場合が有る。
元素を知っていると、その素材を採用した理由等を想像出来たりしてもっと様々な側面から楽しめる様になるのではないかと思っている。(所詮、私の場合は周期表を丸暗記しただけでその元素がどういったモノかはさっぱり理解していない。)
そして美しい写真だからこそ、図鑑として所有し読む楽しみが有るのだ。

偶には趣味として図鑑を眺めるのも良いと改めて思った。
「創元社」からは「世界で一番美しい種子図鑑」や「世界で一番美しい花粉図鑑」が同シリーズとして出版されているがこれらも面白そうだ。(今の所購入の予定は無いが‥)