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「鞄と筆記用具6 」で述べたが、私はずっとステープラー(ホチキス)が欲しかった。
しかし、なかなかデザインと性能面を両立させた様なステープラーを探していたが見つからなかった。

まず、私が購入する条件として、最低フラットクリンチと呼ばれる綴じ裏が平らになるモノでなければならない。
針を真直ぐに曲げる仕組みになっているのだが、綴じた後、重ねた書類の厚さに大きな差が出てくる。コピー用紙等で小冊子(レジュメ)等を製作する場合は特にその差は歴然である。フラットクリンチで無いステープラーでは閉じた部分が盛り上がってしまうので有る程度重ねると崩れてしまう。
また、フラットクリンチの場合、従来のモノより軽い力で綴じる事が出来るので、作業効率も良くなる。

そんな便利なフラットクリンチタイプのステープラー。更に性能も上がり、最大で40枚を綴じる事が出来る様になってきた。
しかし、個人的にはそのデザインが気に入らない‥

まあまあ良さそうなデザインのモノでは、綴じる事の出来る枚数が16枚程度と通常より少なかったりと、なかなか個人的に納得出来る品が見つからなかった。
また、海外製品にはデザインも良く、綴じる枚数も多いステープラーも有るのだが、使用する針が「3号」という太いモノで、綴じる時は良いが外す際非常に硬くて面倒なのだ。(10号、11号は針の幅が0.5mm、3号は0.7mmとなる。)
やはり10号か11号の針の品が便利である。

そんな中、ハンディタイプでは無く卓上タイプなのだが、非常に高性能なステープラーを発見した。卓上タイプという事で、デザインも通常のハンディタイプのモノとは違う。サイズは卓上なので大きいが、漸く購入してみようと思えたモノに出逢えた。

それが現在愛用中である「MAX」の「Vaimo80」だ。(画像1、2。画像1は現在販売されている2色、画像2は私が購入した実物。)
当然フラットクリンチである。
卓上タイプなので通常より更に軽い力で綴じる事が可能となっている。カタログ上70%以上綴じる力を軽減しているらしい。

そしてVaimo80の最大の特徴こそ綴じる事が可能な枚数である。何と80枚を綴じる事が出来る!
針は11号を使用。通常の「No.11-1M」では40枚綴じる事が出来るが、Vaimo80専用の「No.11-10mm」を使用すると倍の80枚を綴じる事が出来る。(2種類の針を使用出来るという事だ。)
尚、通常50枚以上を綴じる事の出来るステープラーの場合は、少ない枚数を綴じる事が逆に苦手である。しかしVaimo80は「バイパス形状」と呼ばれる綴じ裏が並行になる綴じ方を採用しているので、2枚から80枚という少数からの使用も可能となっているのだ。
つまりVaimo80と専用針が有れば、凡その書類はこれ一台で殆ど綴る事が可能となるのだ。専用針も11号なので抜く際も3号程手間取らない。

実際60枚程度を綴じてみたが、2枚の時と同じ様な力加減で綴じる事が出来たのには本当に驚いた。
奥行調整レバーも付いているので綴じる位置を合わせ易い。針の装填も簡単だ。(詳しくは動画を御覧頂きたい。 URLはhttp://wis.max-ltd.co.jp/op/movie/vaimo80_movie.wax である。)

難点と言えば卓上タイプの為、ハンディタイプに比べ大型という事。だが卓上タイプの中では小型な部類(重量690)gで性能は文句無し、デザインもハンディタイプより好みである。

ステープラーも遂にここまで来たという感じで、綴る時の気持ち良い手応えも癖になりそうだ。
永い間待った甲斐が有った。