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「おやつ21」の投稿ではコーラについて述べたが、今度はサイダーについて。

私はコーラの方が好きだが、サイダーも好きである。(と言うか炭酸飲料が好きなのだろう。)最近では良く「Asahi」の「MITSUYA CIDER ALL ZERO」を飲んでいる。

さて、ここでひとつ問題を出そう。
サイダー、ラムネ、ソーダと様々な透明な炭酸飲料が有る事は御存知だと思うが、厳密にはこれらはどういった基準で分けられているのだろうか?

まずソーダは私が考える「ジュース」では無い。炭酸水を指す。基本的には味付けの無いモノとなる。(最近ではソーダでも香料や甘味料等を加えている場合が有るらしい。)
それ故、カクテル等に多く用いられる。また海外では水として普通に飲まれている。(「perrier」等がその代表であろう。但しperrierは炭酸を人工的に加えておらず、初めから炭酸を含んでいる発泡性天然水である。)

続いてサイダーだが、これは「cidre」、つまりシードルが元である。(英語ではcider)シードルは発泡性の林檎果実酒で、嫁も愛飲している。
因みにアメリカでは、現在はサイダーというとリンゴジュースを指す事が多いらしい。色も茶褐色との事。

最後にラムネだが、これは「lemonade」、レモネードが訛ったモノらしい。語源からはサイダーはリンゴフレーバー、サイダーは柑橘系フレーバーという事になるだろう。
特徴的な瓶は、実は非常に考えられた構造である。中に炭酸飲料を入れ、瓶を逆さにすると内部のガスの圧力によって、ビー玉(正確には「ラムネ玉」というらしい)が瓶の口に付けられたゴムパッキンに嵌り込み、瓶を密閉するという仕組みだ。
つまり逆さにするだけで栓が出来るという画期的な瓶なのだ。しかも、蓋となるビー玉は常に瓶内に残る為、全てをリサイクル出来る環境に優しい瓶とも言える。(ゴムパッキンの劣化が無い限りだが。)
又、ラムネは法律によって中小企業のみしか製造が出来ないと決められており、作っている企業も数少ない。その製造しているひとつが富山県に在る「トンボ飲料」である。

そのトンボ飲料が新商品のサイダーを手掛けた。俗に言う地ビール為らぬ地サイダー。それが今回コンビニエンスストアで発見し購入した「ブラックサイダー」である。(画像1)「総曲輪フェリオ4」の投稿でも紹介した、富山名物とも言える「富山ブラック」という真っ黒の非常に濃い味の醤油ラーメンをイメージして作ったという‥本気なのかネタなのかも良く解らないサイダーだ。
富山のみでしか販売されていないのだろうか?
さて、購入した瓶の様相は、一見サイダーというよりコーラである。瓶だからか「おやつ21」の投稿で紹介した「FENTIMANS」の「CURIOSITY COLA」に似ている様にも見える。
しかし、ラベルには気になる文字が‥なんと「醤油・胡椒風味」と或る。最早意味も解らない。先程も述べたがサイダーは本来「林檎味」である。醤油・胡椒風味だともう既にサイダーでさえない様な気がする。

早速飲んでみた。(画像2)やはり見た目はコーラである。サイダーと言われないと気付かないと思う。
馨りは仄かに醤油が混ざっているかの様な?感じだ。
味は‥まあサイダーである。しかしCURIOSITY COLAの様に後味に刺激が有る。CURIOSITY COLAはジンジャーだったが、こちらはペッパーの刺激という事だろうか?正確には黒胡椒と唐辛子が使われているらしい。
醤油と感じたのは馨り位で、味は醤油だと解る程では無かった。(私が味音痴だからかもしれないが。)「温泉旅行10」の投稿で紹介した専用の醤油を掛けたソフトクリーム「醤油ソフト」よりは万人受けしそうだ。

まあ不味くは無いが特別美味いという事も無い。何と言うか‥サイダーの(私が描く勝手な)イメージである爽やかさとは違う印象が強い。
しかし、カクテルにするなら結構イケるのではないかと思った。実際トンボ飲料のHP(URLは、http://www.tombow-b.jp/ )には「おいしい飲み方」としてハイボールが紹介されている。他に和菓子との相性が良かったり、かき氷のシロップとしても美味しいらしい。

こんな変わったサイダーだが、もし県外ででも販売されているのであれば、皆も是非飲んでみて頂きたい。(尚、トンボ飲料のHPでは通信販売も行っている。どうしても飲みたいと思われたなら利用して頂ければと思う。)