当然私も参加する訳だが、今回はドレスコードが有りスーツにネクタイ着用というスタイルらしい。
どうも個人的には、面白く無いので、敢えてネクタイをボウタイ(蝶ネクタイ)で行く事にした。上司に何か言われるかもしれないが、知った事では無い。基本ボウタイの方がよりフォーマルなのだ。(尤も、黒以外のモノはフォーマルでは無いが‥)
と言う訳で私一人がボウタイで参加した。別に注意もされなかったし、むしろ褒められたのは意外だった。(呆れて皮肉を言ったのかもしれないが。)
さて、今回の新年会は「鐵板焼 CHEFF小玉」。昔何度か利用したと思うが余り覚えていない。
ステーキ等がメインだった筈だ。(鐵板焼なので当たり前だ。)
普通のレストランの様な印象だったが、宴会等も出来るとは知らなかった。結婚式の二次会等も可能らしい。
宴会メニューは比較的リーズナブルながらなかなか色々と趣向を凝らした料理が運ばれてきた。酒が飲めない私は基本、食べる事が中心である。味も良い。
酔っぱらっている者も増えてきて、そろそろコース以外のメニューも注文しようという声がチラホラと出てきた。私もパラパラとメニューを眺めると急に手が止まった。
ステーキの欄の一番下に「シャトーブリアン」の文字が!
シャトーブリアン(Chateaubriand)は、テンダーロイン(フィレ)と言われる部分でも最上の部位と言われ、極少量しか採れない為、非常に高級な肉と聞いた事が有る。シャトーブリアンの名前はずっと聞いた事が有ったが御目に掛かるのは初めてだった。
まさか富山の店でも扱っているとは驚きだ。(その後調べてみたら、他にも数店舗シャトーブリアンを食べる事が出来る店が有るらしかった。)
作家の「フランソワ・ルネ・ド・シャトーブリアン」がその部位を使った料理を作らせ、その旨さ故にその部位しか食べなかった事が名前の由来とされる。
私はこのシャトーブリアンを注文したいと言い出し、まあ駄目だろうと思っていたのだが運良く許可が下りた!(画像参照。酔っぱらっているタイミングを狙ったのが良かったか。)流石に独り占めする訳にもいかず、皆で食べる。
余分な脂身が全く無いにも関わらず非常に柔らかで味も良い。普通の肉より多く食べれそうだ。
トンカツ等はフィレよりロース等の脂たっぷりの方が好みなのだが‥不思議だ。何にしろ噂に名高いシャトーブリアンを食べてみる事が出来て良かった。
さて価格だが、私が思っているよりは随分と安価だった。とは言え、200gで\6,000と高い肉である事には違いない。(普通は200gでも1万円以上はするのではないだろうか?)ついでに大正海老のグリルやタラバ蟹のグリル等も注文。美味だった。
いつもならダラダラと時間を持て余す職場の新年会だったが、食べるモノに満足出来た今回は不思議とあっと言う間に2時間が経過、中締めとなった。
そして私達は次に富山市の歓楽街である桜木町に繰り出し、キャバレークラブ等を楽しむのだった。