私にとって、非常に大切な事を教わった元職場の上司が亡くなった。
今までいくつかの所属で仕事をしてきたが、その中で唯一尊敬出来た上司(その所属のトップ)がこの方である。今の上司にしてもその前の上司にしても、仕事は出来るのかもしれないが所属の長としては、はっきり言って尊敬出来た訳では無い。
私の様な下っ端が言う事では無いが、上司、そしてその長の在り方は、役職に依って決まっていると思う。本来トップは仕事をする為ではなく、円滑な業務の運営と推進、そして問題が有った場合に責任を取る為に存在していると思っている。
しかし今の所属長は、全てを自分で決め、私達の言う事は聞かないワンマンな人物で、私達はその手足でしかないという感じだ。やる気も無くなるが、これで給料を貰って生活しているので仕方が無い。
少々愚痴の様になってしまったが、私が持つ所属長という役職の正しい在り方を印象付けして下さったのが、今回亡くなられた元上司なのだ。
退職されて僅か5年、余りに早い‥
実はこの元上司だが、2回程このブログに登場している。
ひとつは、「愛とは」の投稿で、私が結婚する際に、「人は、相手と愛し合う為に結婚するのではない。相手を愛するためだけに結婚するのだ。愛は一方的な感情だ。自分がただ相手を愛することができればいい。相手がどう思っているかは関係ないのだ。」という言葉を頂いた事を述べたが、この人物こそ、当人である。
この言葉、そして私が考え至った事は、今も尚心に残っている。その御陰で離婚を考えりした際も踏み止まる事が出来、私を支えてくれた。
この言葉は、未だ私には崇高だが、その頂を目指していくに相応しい目標となる言葉である。それ故与えてくれたモノは本当に大きい。
もうひとつは、「携帯電話」の投稿で、結婚式のウェルカムボードを描いて下さった上司の習字「鶴」の壁紙を紹介したが、この習字‥いや、習字は失礼だ。「書」である。この「鶴」を描かれた人物も当人なのだ。
趣味人で、太く短くという言葉が似合う方なのだろう。生前は、書を初めとした様々な芸術や嗜みを愉しんでおられた。
因みに私の結婚式のウェルカムボードとなった書の文字(言葉)は「比翼連理」。家宝となっている。
携帯電話の壁紙も、鶴という書をPCで読み込んで、携帯電話用の壁紙に(私が勝手に)加工して使っていたモノである。それ程この元上司の書が気に入っていた。
焼香する際には、様々な思い出が蘇ってきた。
私から見ると、富山ではまず見ないであろう粋人であり、上司としては唯一下に就いて良かったと思えた人物であった。つまり公私共に尊敬出来る、数少ない私が手本としたい人物なのかもしれない。(尤も私に芸術的センスは皆無で、書等は真似なぞ不可能なのだが。)気にした事は無かったが、多大な影響を受けているのだろうか。
私は仕事や芸術的創作活動はからきしだが、せめてウェルカムボードの「比翼連理」という言葉を描いて下さったその想いに恥じない様、結婚生活を歩んでいきたいと思う。
そして、故人への感謝と共に冥福を心より祈りたい。
今までいくつかの所属で仕事をしてきたが、その中で唯一尊敬出来た上司(その所属のトップ)がこの方である。今の上司にしてもその前の上司にしても、仕事は出来るのかもしれないが所属の長としては、はっきり言って尊敬出来た訳では無い。
私の様な下っ端が言う事では無いが、上司、そしてその長の在り方は、役職に依って決まっていると思う。本来トップは仕事をする為ではなく、円滑な業務の運営と推進、そして問題が有った場合に責任を取る為に存在していると思っている。
しかし今の所属長は、全てを自分で決め、私達の言う事は聞かないワンマンな人物で、私達はその手足でしかないという感じだ。やる気も無くなるが、これで給料を貰って生活しているので仕方が無い。
少々愚痴の様になってしまったが、私が持つ所属長という役職の正しい在り方を印象付けして下さったのが、今回亡くなられた元上司なのだ。
退職されて僅か5年、余りに早い‥
実はこの元上司だが、2回程このブログに登場している。
ひとつは、「愛とは」の投稿で、私が結婚する際に、「人は、相手と愛し合う為に結婚するのではない。相手を愛するためだけに結婚するのだ。愛は一方的な感情だ。自分がただ相手を愛することができればいい。相手がどう思っているかは関係ないのだ。」という言葉を頂いた事を述べたが、この人物こそ、当人である。
この言葉、そして私が考え至った事は、今も尚心に残っている。その御陰で離婚を考えりした際も踏み止まる事が出来、私を支えてくれた。
この言葉は、未だ私には崇高だが、その頂を目指していくに相応しい目標となる言葉である。それ故与えてくれたモノは本当に大きい。
もうひとつは、「携帯電話」の投稿で、結婚式のウェルカムボードを描いて下さった上司の習字「鶴」の壁紙を紹介したが、この習字‥いや、習字は失礼だ。「書」である。この「鶴」を描かれた人物も当人なのだ。
趣味人で、太く短くという言葉が似合う方なのだろう。生前は、書を初めとした様々な芸術や嗜みを愉しんでおられた。
因みに私の結婚式のウェルカムボードとなった書の文字(言葉)は「比翼連理」。家宝となっている。
携帯電話の壁紙も、鶴という書をPCで読み込んで、携帯電話用の壁紙に(私が勝手に)加工して使っていたモノである。それ程この元上司の書が気に入っていた。
焼香する際には、様々な思い出が蘇ってきた。
私から見ると、富山ではまず見ないであろう粋人であり、上司としては唯一下に就いて良かったと思えた人物であった。つまり公私共に尊敬出来る、数少ない私が手本としたい人物なのかもしれない。(尤も私に芸術的センスは皆無で、書等は真似なぞ不可能なのだが。)気にした事は無かったが、多大な影響を受けているのだろうか。
私は仕事や芸術的創作活動はからきしだが、せめてウェルカムボードの「比翼連理」という言葉を描いて下さったその想いに恥じない様、結婚生活を歩んでいきたいと思う。
そして、故人への感謝と共に冥福を心より祈りたい。