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久しぶりに立山山麓スキー場に行ってきた。

‥と言っても7月、スキーが出来れば良いが、当然ながら雪は無い。
なので、今回はスキー以外が目的である。「ジップライン アドベンチャー立山」という北陸初のアトラクションを体験する為だ。

ジップライン アドベンチャー立山とは、ハーネスを纏い、登山用のプーリー(滑車)を身に付け、6箇所に設置されたワイヤーを滑空するエアツアーである。立山山麓ゴンドラ山頂にて、鳥の様に富山平野、富山湾、立山連峰を眺めつつ森の中を爽快に滑空出来るらしい。今年の7月にオープンという事で、まだスタートしたばかりである。

簡単に言うと、小学生の時に遊んだ、よく公園等に設置されているアスレチックでターザンの様にロープで滑空する遊具。その長距離版というべきか。

ゴンドラ乗り場で、受付を済ませ、インストラクターに事前の講習を受ける。
道具の使い方や、装備の仕方、確認事項や必要な動作を覚える。
注意事項としては、ワイヤーを絶対に掴まない、必ず片足で着地し駆け抜ける、片足で着地出来ない時は丸くなって足を引き摺る、スタート時は体重を掛け、ワイヤーにテンションを掛けるという様な事を教わった。(画象1、2。画象1は嫁のエントリー時の設定練習、画象2は嫁のテイクオフ練習。)
尚、ヘルメット、プーリー、ハーネス、ランヤード(命綱)はフランスの「PETZL」製だ。プロフェッショナル用の山岳ツールやレスキューツールを手掛けており、私も世話になった事が有る。(画象3、PETZL製の一式を装備した私。)

一通り講釈を受けたら、一緒に回るメンバーの中からリーダーを選定し、ゴンドラに乗って山頂へ。

いよいよ、本番である。いつもは冬、白銀の世界だが、今は深緑が眩しい。
初めは全長48mの「わくわくライン」。インストラクターの指示でリーダーが最初に滑空。
その家族が飛び終え、いよいよ私の番。はっきり言って全く怖くない。PETZLの装備を十分信頼しているからかもしれないが‥それ以前に距離が短い。実は6コースでも最長は、最後に滑空するの「立山ライン」で158mしかない。個人的にはゴンドラの上から下まで降れる位のモノを想像していたのだが‥

1回目から手放しが出来た。しかしインストラクターは足を上げたり、後ろ向きになったり、回ったりとアクションまで披露していた。慣れるとこんな事も可能なのかと驚いた。(画像4~6。画像4は嫁の本番初テイクオフ、画像5は嫁の初滑空、画像6は、回るインストラクター。)

2回目、次は136mの「日本海ライン」。雄大な景色を楽しめる。3回目は93mの「ハッピーライン」。ここで滑空しながらの写真撮影に挑戦。軍手が滑るのでカメラを落とさないか不安だったが、大丈夫だった。短い時間で滑りそうな軍手での撮影の為、撮影も撮ってみての御楽しみとなった。(画像7、その時撮った写真。)

さて、ライン間の移動には多少歩かなくてはならない。ハイキング気分なら良いのだが、7月はやはり暑い。移動が辛い‥(ヘタレ)
そして66mの「かもしかライン」を終え一服。
展望台付近では、丁度パラグライダーが風を受け飛び立つ所であった。楽しそうだ。余裕が有れば、パラグライダーに挑戦したいと思った。(画像8、9。画像8は飛び立つ直前、画像9はフライト中。)

さて残り二つはプーリーをハーネスに付ける位置を選択出来る。一つはこれまで通り胸の中央。もう一つは背中の中央だ。
胸に付ける場合は正面を向いた状態で吊るされてるのだが、背中に付けると、身体は俯せになった状態(腹臥位)で、頭から飛んでいく様な感じになる。当然手はフリーになる。

勿論新しいスタイルで飛ぶ事にする。まずは129mの「黄金ライン」。
しかし、これが結構難しい。ランヤードや風の影響で体が回ろうとするのだ。御陰で横向きで着地してしまった。

最後は最長の立山ライン。頭から飛び込む様な感じで空へ。回りそうになったらそのまま回ったり、ウルトラマンの様なポーズで滑空したりとこの瞬間を楽しんだ。今度は着地成功。(画像10、嫁の背中吊り滑空。)

暑かったが、なかなか面白いアトラクションだった。しかし、個人的にはもう少し長い距離が良いと思う。
帰りはクールダウンに恒例「山川いもや」のカキ氷で涼んで帰宅した。(画像11)