最近CLASSIQUE 8067が遅れる様になり、点検に出してみたのだ。
約3カ月前に歩度測定した際には、3時下位置に随分遅れが生じていたが、それ以外の姿勢では一応機械式として問題無い精度だった。(「時計29」の投稿参照)
しかし、この時の「3時下位置に随分遅れが生じている」、「全体的に前回より進み具合が減った」という事が、今になって漸く問題発生の前兆だったのかもしれないと気が付いた。
これまでは全体的に進み気味(実際の時間より早くなっていく傾向)だったCLASSIQUE 8067だが、それが3カ月前には随分と解消され実際の時間と近くなったという事である。時計としては当然正確な方が良い。
しかし、これまで早くなっていくのが「通常」であった状態が、あまり早くならない「異常」な状態になったとも考える事が出来たのだ。
このCLASSIQUE 8067の場合は、3時(竜頭)を下にした状態ではそれ程早くなる事は無かったので多少遅れても不思議では無いのだが、殆ど総ての姿勢で前より進む量が減ってきており、場合に因っては遅れるという事なのだ。
そして、遅れが目に見えて判る様になり、点検に持っていく。
「時計16」及び「時計17」の投稿で述べた様に不具合も一度発生しておりそれが再発したのかもしれないし、仕事等で磁気を帯びた可能性も有る。それ以外の原因も様々だ。
歳月を考えるとOH(分解清掃及び再調整)でも不思議でないのだが‥取敢えず、遅れる原因を調べて貰う。
結果、テンプの振り角がかなり落ちているという事が解った。その原因は多々有るが、一旦預け、必要ならOHを実施する事にした。
因みにBreguet(「SWATCH GROUP」)のカスタマーサービスによるOH代は\84,000との事だが‥(貧乏人には辛い。)
結果が解り修理が完了したら、また報告しようと思う。