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さて、滞在時間も残り僅か。

一服して再び心斎橋巡りを開始する。
まずは、そのまま大丸百貨店(大丸・松坂屋百貨店)心斎橋店を回る。

ここの時計のフロアは驚く程広かった。殆どの有名時計ブランドの時計が陳列されていた。私自身、これ程のブランドを常に扱っている所を初めて見た。(但し、その分ひとつのブランドの本数は少ないが)
「PATEK PHILIPPE」、「VACHERON CONSTANTIN」、「AUDEMARS PIGUET」、「Breguet」、「A. LANGE & SÖHNE」と言ったブランドは勿論、「ROLEX」や「OMEGA」、「BREITLING」や「ZENITH」‥
ざっと挙げてみたが、これだけでも半分にも満たない。個人的には「BOVET」を久しぶり見れたので良かった。

続いて、時計店「oomiya」の心斎橋店に足を運ぶ。「NIESSING」の大阪ブティックと同じく10月にオープンしたばかりの新しい店らしい。特徴は二階に「Salon de ROGER DUBUIS」という「ROGER DUBUIS」専用のサロンを持つ。

フライングトゥールビヨン等も普通に展示されているが、私が気になったのは、「RD79」というムーブメントを搭載した「EXCALIBUR EX45-79」である。(画像1)
RD79は「RD78」マイクロロータークロノグラフをベースに作られたスプリットセコンドクロノグラフで、そのムーブメントの造形は非常に美しく、また独創的だ。(画像2、3。画像2はシースルーバック側から見たモノ、画像3は展開したモノ。)迫力の有る時計に迫力の有るムーブメントという表も裏も楽しめる時計は、結構珍しい様な気がする。

さてROGER DUBUISは「Richemont」の傘下に収まったが、これによって、直ぐに故障するという印象は少しずつ払拭出来てきた様に思える。「Geneva Seal」認定を継承しているのも良い。
しかし、ブサンソン天文台検定からCOSC認定Chronometerに切り替わったのが気に入らない。COSCよりブサンソン天文台検定の認定を受けたモノの方が数が少ないので私には価値が有る。どうしてもCOSCのChronometer認定も必要なら、3つの検定も通して欲しかった。
また、「RD77」系のマイクロローターだが、Richemont傘下になる前は、PT950製のローターの筈であった。今はタングステン合金製になっている。これも出来れば変更して欲しく無かった点である。
もうひとつ気になる点が、生産個数である。元々ROGER DUBUISは1モデル28個という少数生産が売りであった。しかし、カルロス・ディアス氏がオーナーになってからは、SSモデルは888個まで生産数が増え、更にダイヤル違いやちょっとした小変更で、似た様なモデルが大量に生産される事になった。(とは言え、それでも生産個数は多くは無いのだが)
そしてRichemont傘下となった今は、特に生産数についての言及が無い。つまり、28個のみというROGER DUBUISのアイデンティティは完全に消滅してしまったのであろうか?だとしたら非常に残念だ。

それから「HARRY WINSTON」を見に行く。相変わらず敷居の高い店である。ここでは、「Project Z6」(画像4)と言うアラームウォッチを見たかったのだが、残念ながら無かった。
このProject Z6は、シースルーバックから覗くムーブメントも魅力的なのでとても興味が有る時計だ。(画像5)アラームの設定、オンオフも容易に行え、リピーター式の高音質なアラームと何れは是非触ってみたい時計のひとつである。
序でにHARRY WINSTONの時計に使われている手裏剣の様な秒針(作動インジケーター)は、何のモチーフか聞いてみたのだが、「手裏剣」をモチーフにしたと言われた‥
何故にHARRY WINSTONと手裏剣なのだろうか??サッパリ繋がりが解らない。

その後はダイヤモンドジュエリーを見て回る。
煌びやかなダイヤモンドを用いたジュエリー、ハイジュエリーがいくつも展示されていた。

中でも比較的リーズナブル(とは言え高価。頑張れば何とか購入出来る程度)な「Traffic by Harry Winston, Diamond Cross Pendant」(画像6)と「Pear shaped Diamond Mini Cross Pendant」(画像7)、「Mini Cross Pendant」(画像8)は、私の好きなクロスモチーフで、あまり大きく無い為使い易いデザインで良いと思った。(尤も、HARRY WINSTONらしく無いとも言えるが‥)

豪華な世界を後にして、夕食の場を探す。結局パッとする所を発見出来ずそのまま梅田まで戻ってきた。やはり余り腹が減っていないのが問題なのかもしれない。
結局、「阪神百貨店」の「黄老」という中華料理店に入る。
私は「点心セット」(画像9、10)、嫁は「上海蟹セット」(画像11、12)を注文。
点心セットは、焼売、海老餃子、鱶鰭餃子、肉饅、大根餅、ニラ饅頭、春巻、咸水角、ミニ叉焼麺、杏仁豆腐、胡麻団子。
上海蟹セットは、蟹がそのまま出てくる訳ではなく、上海蟹の肉と味噌が入った餡掛け炒飯と味噌入り焼売が売りである。

調度良い量だった。それにしても周りの客もスタッフも平均年齢がやけに高目に感じたのは店名に「老」の文字が入っているからでは無いと思いたい。
そして、思い出してみると大阪名物と言える様なモノは何も食べないまま、帰路に就く事になった。せめてたこ焼き位は食べるべきだったと後悔。

帰りの特急サンダーバードは十数分の遅れが生じた。何でも前を走っていた列車が鹿と接触したとか‥
そういう事も有るのかと思いつつ、無事富山に到着。何だかいつもと違い、予定を余り立てない行き当たりな旅行だったが、そこそこ満足出来た旅行だった。次はたこ焼き食べよう。