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三輪車。
こう聞くとどうも子供の乗り物、子供の玩具という印象を受ける。

しかし、今は大人の世界でも三輪車は人気を博している。
まあ、子供の乗り物が、免許が必要な大人の乗り物になり、子供の玩具が大人の玩具になったという違いが有るのだが‥

元々日本でも、三輪車は小型トラック等を中心として販売されており、「DIHATSU」の「Midget」等が非常に有名である。

唯、乗車定員も少なく、使い道は少々不便と言える。全ての性能が二輪車と四輪車の正に中間と言えよう。
しかしそれ故に新しいフィーリングを持っている様だ。
バイクの様に軽く、驚異的な加速を齎す事が出来、その上安定度はバイクの比では無い。
また自動車の様に、運転席と助手席を左右に並べる事も出来る。

悪く言えば中途半端だが、良く言えば二輪と四輪の長所を伸ばして開発されたスポーツカーが「Campagna」の「T-REX」と「ZAP」の「ALIAS」である。

T-REX(画像1~3)は、フォーミュラカーとバイクを足した様な挑発的なスタイル、ALIAS(画像4~6)は近未来の乗り物の様な雰囲気だ。
どちらもそのエクステリアに負けない、自動車としての性能を誇る。

T-REX(「14R」)は、日本のバイクメーカーである「kawasaki」のエンジンを用いている。(特別仕様の「14RR」というモデルも有るらしいが今回は割愛する。)
0-60mph(静止状態から約100mまで加速する時間)は3.92秒と暴力的だ。
最高速度は144mph(約220km/h)である。
最大出力197ps、最大トルク15.7Kgf/m@7500rpm
因みに車重は472kgと500kgを切っている。
価格も\6,600,000とモンスタークラス。(現在日本でも購入可能。)

ALIASは電気自動車を主に手掛けるZAPが、スポーツカーを多く販売してきた「LOTUS」に協力を仰いで完成した。恐るべきは、こちらはガソリン等の燃料を用いない前輪駆動の電気自動車なのである。
0-60mphは7.8秒。
最高速度は85mph(約140km/h)である。
コンセプトモデルでは0-60mphまで5秒弱、最高速度も250km/hだったのだが‥随分と貧弱になった。その分パワーウィンドウ、パワーステアリング等を備えた快適仕様で、ソーラーパネルも装備。更にドアはガルウィングとなっている。
重量は680kg。
リチウムイオン電池で駆動し、フル充電で約160kmの走行が可能。
モーターの最大出力58.5ps最大トルク等は不明。(詳細は解り次第記載しようと思う。)
価格は$35,000(現在の日本円にして約\3,200,000)。250km/hが出ると思われていた時は破格だと感じたのだが、今はまあ妥当な価格か。

にしても、どちらも「面白い」三輪車である事には違いない。
ハイスペックのモンスターマシンであるT-REXと時代を先取りしたEVスポーツカーALIAS。見た目も味付けも違うが三輪ならではの楽しさを味わえるのではないかと思う。

貴方もをこの2種類の三輪車で、新しいモータースポーツを体験してみては如何だろう?
そのひとつの理想に基いた三輪スポーツは、新次元のスタイリングとプレジャーで乗る者全てを満足させてくれる事だろう。