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私の大好きなジュエリーブランドである「NIESSING」の新作を紹介。それが「aura®」である。

過去に投稿した「Iris」の様な美しいグラデーションを持っているのが特徴だ。(同名の投稿参照)
Irisは、銀色から金色に少しずつ素材(割り金)が変わっていくという不思議な(NIESSINGのみが持つ)技術で生まれたマテリアルを用いたジュエリーである。
銀色の部分は12K(シルバーとの割り金)となっており徐々にゴールドの含有量が増えていき、金色の部分は24K(純金)となる。黄味が増すに連れ、ゴールドの割合が増しているのだ。
表面の処理でなく、素材自体がグラデーションとなった、脅威のマテリアルであった。

対して新作のaura®は、素材は18Kである。鋭い方はピンと来ただろう。
そう、aura®は18Kの割り金をグラデーションになる様に配合したモノなのだ。レッドゴールド(18KRG)からグレイゴールド(18KGG)へと徐々に変化するグラデーションとなっている。(画像1)

元々NIESSINGでは、グリーン、ペールグリーン、イエロー、レッド、レディッシュ、サンド、グレーという7色の18Kをプロダクトで使用している。これだけの色味を割り金を調整して生み出したのも素晴らしいが、アレルギー等に配慮した割り金を用いているのも流石である。(因みにNIESSINGでは18KWGは基本的に扱わない。銀色系は18KGGまたはSSかPTとなる。)

この様々なカラーの18K作製技術を活かし、更に発展させたマテリアルこそこのaura®に違いない。
ゴールドの割合でグラデーションさせたIrisと、割り金でグラデーションさせたaura®。一見、似た様な表情だが、本質は全く違っているのだ。そしてその2つのアプローチを同じNIESSINGと言うブランドで完成させた事が、その技術力の高さを物語っている。(私はNIESSINGが最も技術的に優れたジュエラーだと思っている。)
何より、この様なアイデアを考案するのも驚きで、またそれを本当に実現させるのだから恐れ入る。

現在展開しているプロダクトは、指輪(画像2)、クリップ式のブレスレット(画像3)、そして「Tension Ring Niessing aura®」というダイヤモンドをセットした指輪だ。(画像4)Tension Ringは指輪の枠の張力で石(ダイヤモンド)をセットする指輪である。(詳しくは「Tension Ring」の投稿参照)
究極のプロポーションである「The Niessing Ring®」とは違い、少々ダイヤモンドの留め方が納得出来ないが、それでもこのような素材が変化している枠でTension Ringを完成させたという事は、素直に讃えたい。IrisのTension Ringを望む声は多かったが、結局完成に至らなかったのではないだろうか?だからこそ、その不可能をこのaura®で可能にしたのかもしれない。

残念ながら価格は不明。解り次第記載しようと思う。

貴方も新しいNIESSINGを纏って、その唯一の色彩が織り成す変化を楽しんでみては如何だろう?
様々な角度で表情を変える、その蠱惑的な色の移り変わりは、季節の移ろいにも等しい筈だ。是非毎日を共に過ごしてその季節を感じて頂きたい。
そして、周囲からの「素材に対する質問」には、はっきりと声高らかに「18K Aura Gold!」と答えて貰いたい。