「時計26(その1~その3)」の投稿で、「PATEK PHILIPPE」の「Nautilus 5712/1A」の不具合を述べた。また、「時計22」の投稿では「SEIKO」の「SUS 6M26」のブレスレットの故障について述べた。
時計に限らず機械製品に不具合や故障は付き物である。どんなに丁寧に使用していても必ず異常は発生するモノだ。
だからこそ、人間の身体と同じ様に定期的にOHを行い、異常の無い状態を維持すると共に、故障しやすい個所の点検、場合によっては部品の交換等を行う事で故障を予防。万が一不具合が発生した場合も早期に修理を行い、決定的な損傷を起こす前に元に戻す。
そうする事で長い期間を共に過ごす事が出来るのだ。
「時計26」の投稿では、故障し難い、世代を超える時計として「PHILIPPE DUFOUR」の「Simplicity」を紹介したが、これも時計に限らず、シンプルな機構のモノの方が、壊れ難く、また故障しても修理が容易である。
Simplicityはそのシンプルなスタイルやパーツに、多大な労力を要して制作された時計だ。だからこそ単純なのに高額なのだ。当然時計好きを虜にするのも当たり前である。
だが時計好きは、計器好きであり、複雑なギミックに魅力を感じるのも事実である。クロノグラフ等が人気なのも解るし、私もやはりそういったギミックに目が無い。が、複雑になる分どうしても不具合が発生しやすくなる。
中でも、3針時計で最も多くの機能を盛り込んだと思っているSUS 6M26は、やはり不具合が多い。直ぐに針が帰零しなくなったりするのだ。また電池の消耗も激しい様に感じる。クォーツとは言え、複雑な時計の宿命と思って諦めているのだが‥
(クォーツなのでまだ修理代が安いのが救いだ。)
さて、嫁の「Breguet」の「CLASSIQUE 8067」は購入して5年が経過し、そろそろOHを検討しなくてはならない時期となった。「時計16」の投稿で述べた針が滑るという症状は、修理して以来発生しておらず、現在も頗る順調な様だ。
唯、私の「TRADITION 7027」と違い、自動巻きで、しかも殆ど毎日使用している為、OHの前に歩度と測定と磁気帯びを検査して貰った。
CLASSIQUE FULL WIND(40h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置 -4
縦置き 3時上位置 +13
縦置き 12時下位置 +4
平置き 文字盤上位置 +9
平置き 文字盤下位置 +8
平置きのテンプ振り角 298°
前回の測定時より、3時下位置に随分遅れが生じている事が解った。また全体的に前回より進み具合が減った。それでもまだ若干進み気味だが、気にする程では無い。
むしろレディースの小さなテンプでしかもロービートの割には頑張っているという印象だ。テンプの振り角も上がっている。因みに最少振り角は、3時上位置で260°。
ついでにTRADITION 7027も測定。
TRADITION FULL WIND(50h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置 +8
縦置き 3時上位置 +8
縦置き 12時下位置 +10
平置き 文字盤上位置 +13
平置き 文字盤下位置 +14
平置きのテンプ振り角 294°
こちらは前回の測定時より全体的に進み気味の傾向だ。しかし、姿勢差による差が殆ど無くなっているのが良い。手巻きの為(また夏は殆ど身に着けない。)、頻繁に使っている訳ではないのだが、思った以上に安定している様だ。
TRADITION 7027もテンプの振り角は上がっている。因みに最少振り角は、3時下位置で247°と思った以上に落ち込んでいるのだが、それにしては姿勢差に余り大きな影響が出ていない。TRADITION 7027はそのデザイン上比較的テンプが大きいからこの様な結果になったのだろうか?
尚、どちらも磁気は帯びていなかった。夏場に多用していたNautilus 5712/1Aの方が磁気を帯びている様な気がする。
こうやって定期的に自分の時計の瞬間歩度を記録していくのも健康診断の様で良い様な気がする。一早く異常に気付く事が出来るかもしれない。
時計に限らず機械製品に不具合や故障は付き物である。どんなに丁寧に使用していても必ず異常は発生するモノだ。
だからこそ、人間の身体と同じ様に定期的にOHを行い、異常の無い状態を維持すると共に、故障しやすい個所の点検、場合によっては部品の交換等を行う事で故障を予防。万が一不具合が発生した場合も早期に修理を行い、決定的な損傷を起こす前に元に戻す。
そうする事で長い期間を共に過ごす事が出来るのだ。
「時計26」の投稿では、故障し難い、世代を超える時計として「PHILIPPE DUFOUR」の「Simplicity」を紹介したが、これも時計に限らず、シンプルな機構のモノの方が、壊れ難く、また故障しても修理が容易である。
Simplicityはそのシンプルなスタイルやパーツに、多大な労力を要して制作された時計だ。だからこそ単純なのに高額なのだ。当然時計好きを虜にするのも当たり前である。
だが時計好きは、計器好きであり、複雑なギミックに魅力を感じるのも事実である。クロノグラフ等が人気なのも解るし、私もやはりそういったギミックに目が無い。が、複雑になる分どうしても不具合が発生しやすくなる。
中でも、3針時計で最も多くの機能を盛り込んだと思っているSUS 6M26は、やはり不具合が多い。直ぐに針が帰零しなくなったりするのだ。また電池の消耗も激しい様に感じる。クォーツとは言え、複雑な時計の宿命と思って諦めているのだが‥
(クォーツなのでまだ修理代が安いのが救いだ。)
さて、嫁の「Breguet」の「CLASSIQUE 8067」は購入して5年が経過し、そろそろOHを検討しなくてはならない時期となった。「時計16」の投稿で述べた針が滑るという症状は、修理して以来発生しておらず、現在も頗る順調な様だ。
唯、私の「TRADITION 7027」と違い、自動巻きで、しかも殆ど毎日使用している為、OHの前に歩度と測定と磁気帯びを検査して貰った。
CLASSIQUE FULL WIND(40h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置 -4
縦置き 3時上位置 +13
縦置き 12時下位置 +4
平置き 文字盤上位置 +9
平置き 文字盤下位置 +8
平置きのテンプ振り角 298°
前回の測定時より、3時下位置に随分遅れが生じている事が解った。また全体的に前回より進み具合が減った。それでもまだ若干進み気味だが、気にする程では無い。
むしろレディースの小さなテンプでしかもロービートの割には頑張っているという印象だ。テンプの振り角も上がっている。因みに最少振り角は、3時上位置で260°。
ついでにTRADITION 7027も測定。
TRADITION FULL WIND(50h)振動数21600bph
縦置き 3時下位置 +8
縦置き 3時上位置 +8
縦置き 12時下位置 +10
平置き 文字盤上位置 +13
平置き 文字盤下位置 +14
平置きのテンプ振り角 294°
こちらは前回の測定時より全体的に進み気味の傾向だ。しかし、姿勢差による差が殆ど無くなっているのが良い。手巻きの為(また夏は殆ど身に着けない。)、頻繁に使っている訳ではないのだが、思った以上に安定している様だ。
TRADITION 7027もテンプの振り角は上がっている。因みに最少振り角は、3時下位置で247°と思った以上に落ち込んでいるのだが、それにしては姿勢差に余り大きな影響が出ていない。TRADITION 7027はそのデザイン上比較的テンプが大きいからこの様な結果になったのだろうか?
尚、どちらも磁気は帯びていなかった。夏場に多用していたNautilus 5712/1Aの方が磁気を帯びている様な気がする。
こうやって定期的に自分の時計の瞬間歩度を記録していくのも健康診断の様で良い様な気がする。一早く異常に気付く事が出来るかもしれない。