今までは、参加以前に、別に誕生パーティ等を催してさえなかったと思うが、今回は特別であった。
何と今回の誕生日は、100歳という記念すべき日だったのだ。祖母は生まれて調度1世紀の人生を過ごしたという事である。(残念ながら祖父は既に他界している。)
親戚一同でこのアニバーサリーを祝福した。
私は仕事の予定だったが、職場でも目出度いと、融通を利かせてくれて、無事休みを貰う事が出来た。
参加出来て本当に良かったと思う。
祖母は数年前まではかなり元気だったが、腕を骨折して以来、一気に老化が進んだ様に感じた。現在は寝たきりという訳では無いが移動は車椅子で単独での歩行は不可能である。
私の父親を含め、親戚が協力して面倒を見ている。世話をしている者は皆、衰弱していく祖母が100歳まで生きるとは思っていなかった様で、100歳まで生きれば目出度いと、希望を含めた笑い話となっていた様だ。確かに90歳代でも十分に長寿である。
しかし、私は希望では無く、漠然とだが祖母は100歳まではちゃんと生存していると確信していたと思う。だから、今回100歳の誕生パーティを行うと聞いても驚かなかった。
祖母は現在入院していない。入院していないという事は、差し当たって身体に大きな問題が無いという事である。これがずっと病院のベッドの上なら、私もそんな確信は持てなかっただろう。
また、流動食等では無く、普通に自分の口で食事を摂る事が出来るのも、大きな安心だ。(嚥下障害等の窒息は怖いが‥)つまりは、ちゃんと人間らしい活動をしているという事である。
さて、100歳の記念、親戚が営む飲食店を貸し切っての宴。殆ど記憶に無い親戚も集まる。
何しろ祖母には子供が7人もいる。(因みに私の父親は6番目。)大家族だ。自分の息子、娘に囲まれるのは本当に幸せな事だと思う。
勿論祖母が100歳という事は、その息子、娘(私からすると伯父・伯母・叔父・父)もそれなりに高齢だ。その兄弟の全員が健在という事は、幸運且つやはり長寿の一族なのかもしれない。
更に子供の結婚相手や私達孫曾孫までも加わっているので祖母にとっても良い記念日となったであろう。
伯母が寿司や鯛等を祖母に食べさせる。(画像1)食べさせるとまた驚く程沢山食べる。食べている様子を見て、元気だと思った。やはり「食」人間の生の源で有り活力だ。
誕生ケーキ。(画像2)私が一番食べた。
富山で有名な「寿司栄」の寿司。(画像3)山葵が駄目な私は軍艦(イクラと白海老)のみ。
曾孫からの御祝いメッセージカード。(画像4)おおばあちゃんと書かれている。
フラワーアレンジメントと祖母。(画像5)他に胡蝶蘭も有った。長寿世界一を目指せとかメッセージが添えられていたが‥
私と嫁は、手軽で世話も要らない恒例プリザーブドフラワーのアレンジメントを渡した。(画像6)気楽に飾れるし、「枯れない」というのがなかなか今回の祝いの品として相応しいと勝手に思った。
そして親戚一同(この場にいる全員では無く一部)の集合写真。(画像7)人数が多い為とりあえず撮ったモノである。言わずとも解ると思うが、真黒いのが私。
宴も酣、祖母も余り長居すると疲れが溜まるであろうから、本日の主役だが早々に退場して頂きゆっくり休養して貰う事とする。
(年齢的に)私が、車椅子まで祖母を御姫様抱っこで運び、この宴は御開きとなった。軽くは無いが決して重くも無かった。
最後に、100歳と言う大台まで生き時代を見つめてきた祖母に心からの尊敬の念と祝福を贈りたい。
私は、長寿世界一とは言わない。願わくは、健康な状態でまだまだ長生きをして、またこの様なパーティをする事が出来たらとは思うが、有る意味この日を迎える事が出来たので、今後、何時祖母が旅立ってもそれは「悪い事」では無く「良い事」ではないかとも思う。
そういえば、この100歳という話題だけでなく、ブログでも私の周りには他にも目出度い話が溢れている。
ブログ「piyo+piyo」(URLは、http://blogs.yahoo.co.jp/stbsm225 )のぴより+様は、最近御懐妊され、ブログ「リアルとらんちゅう達の日々…」(URLは、http://blogs.yahoo.co.jp/realman125 )のリアル様は、最近御結婚なされた。併せておめでとう。
今は周りの倖せの御蔭で、私もその御裾分けを頂き、幸福を噛みしめている。皆に感謝である。
この倖せが、末永く続く事を願って‥