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様々なインターネット上のアンケートで、「モノを購入にするに当って、何を一番大切にするか?」という議題を何回か目にした。

ブランド(メーカー)を優先、デザインを優先、機能を優先、使い勝手を優先、自分のスタイルに合うかどうかを優先、インスピレーションを優先、価格を優先等々‥

これを私自身が語り易い時計に置き換えて話をしてみようと思う。

「ブランド」で選ぶと言っても様々な考え方が有るだろう。
とりあえず有名なブランドなら安心、有名なブランドなら自慢出来るという余り個性の無い選び方。また商品を知らなくても皆が持っているから、等という周りに合わせてしまう方もおられるだろう。本当にその商品が自分の納得の出来る品なのだろうか?
次に、そのブランドに憧れを持っているという場合。そういったブランドは、何か爆発的に人気を博したモノや、素晴らしく質の高い商品を販売している筈だ。しかし、そのブランドの商品全てが良いモノとは限らない。私は「Breguet」が好きだが、Breguetの時計全てが好きかと言うとそうでは無い。
続いて、サービス等を含めてそのブランドで購入するメリットが有る場合。これは、そのブランドでそのサービスを受けられる商品を購入する必要が有るので、理解出来る。Berguetでは、顧客台帳に記載してくれるというサービスが有るし、「RICHARD MILLE」なんかはF1等への招待が有る。またアフターサービスが充実しているブランドという意味で選ぶのも有りだろう。

「デザイン」で選ぶ‥。これが一番難しい。
デザインと言っても、時計ではケースから文字盤、針からブレスレット(尾錠)と言った各パーツ単体に、全てを合わせたトータルまでを考えなくてはいけない。
デザインは好き嫌いが一番分かれる所だと思う。そしてデザインが気に入らないモノを選ぶという事はまず無い。なのでデザインは確かに重要な要素だ。
しかし、デザインだけで良いなら時計なら良く似たモノでも良い、という事にならないだろうか?はっきり言うと偽物やデザインを真似た商品でも構わないという事だ。(尤も細部の作り込みや仕上げの丁寧さに大きな差が有るが。)
しかし、大抵は偽物や似せたモノと判れば、その商品に価値を見出さなくなる。それはデザインのは大切だが購入に際しての1番重要な要素では無いという事かもしれない。
それ以外だと、他に存在しないデザインという場合は、その商品を選ぶしかない。「NIESSING」の「Niessing Ring®」等もそうだし時計では「MB & F」の「Horological Machine 癸粥廖焚菫釭院■押2菫釭韻肋綢Δらと下側から、画像2は真上と真横から、という説明で良いのか?)等も圧倒的な個性を持つ時計で、唯一無二だろう。

「機能」で選ぶ。これは解る。
ダイバーズウォッチ等のプロユースなら勿論だ。またクロノグラフやカレンダー、アラーム等の機能を有する時計を選ぶ方も多いだろうが、やはり便利かつその機能にロマンを感じたり出来るからだと思う。私としてはパワーリザーブインジケーターが欲しい。

「使い勝手」で選ぶ。これも機能と近いが解る。
「CASIO}の「G-SHOCK」や「ROLEX」等は防水性能が高く、衝撃にも強い。また自動巻き、ソーラー充填で、竜頭を巻いたり電池交換が必要無い。電波時計等は勝手に時間まで合わせてくれる。様は手軽に使えるという点がやはり大切だ。
耐久性等も重要で、故障し難いのは当然だがアフターサービス等を含め、いざ何かトラブルが有った時に確実に対応出来ると安心だ。

「自分のスタイルに合うかどうか」で選ぶ。これはデザインと近い。
自分のファッションと違う似合わない時計はいくら気に入ってもなかなか買えないと思う。また自分の価値観に沿わないモノも同様だ。言うなればアイデンティティにそぐわないモノは淘汰される。牽いては、身の丈に沿ったモノを選ぶという考えもこちらだろう。
欠かす事の出来ないファクターだが、購入の1番の決め手に為り得るだろうか?

「インスピレーション」で選ぶ。「価格」で選ぶ。最後は2つ纏めて述べようと思う。
インスピレーション、商品を一目見た時に欲しいと思って購入するという羨ましい買い方だ。その商品の何処かに衝撃を受けたり感銘を受けたりと何かしら得たモノが無いとこういう購入は出来ない。私が最も苦手とする購入方法である。
これは、初見で購入を決定してしまうので後に後悔する可能性が有るが、感動して購入に踏み切った時点で、その事を納得している筈。後悔するかもしれない事を度外視して購入するのだから出来る方が羨ましい。
対して、「価格」で選ぶのが私の買い方である。一番貧乏臭い買い方だと思う。商品を出来る限り調べて、価格と自分が得るであろう満足感を差し引いてプラスだと思えば購入する。
はっきり言って、Breguetや「PATEK PHILIPPE」、「PIERRE KUNZ」等はどう考えても私の収入では相応しく無い時計だ。しかし私自身が納得出来る価格なので購入に踏み切った。逆に数千円の時計でも、高いと感じるなら購入しない。

しかし、いくら魅力的で価格と商品を比較して安いと感じても購入出来ないモノも有る。価格が高過ぎるモノだ。
先程挙げたMB & FのHorological Machine 癸瓦歪名痢THUNDERBOLT」と言われ、航空機(画像3、「A-10 THUNDERBOLT 供廖砲離┘鵐献鵑鬟皀繊璽佞砲靴身鷯錣北ノ賄なデザイン(画像4)で、パワーリザーブインジケーターも持ち、私自身身に付けたいと思う時計なのだが、価格は1300万前後となる様だ。
貧乏なのでいくら欲しくても資金が無いので買えない。(更に限定数は20。)

つまり、金額に余裕の有るセレブリティな方々なら、こういう時計もインスピレーションで購入出来るが、私の様な貧乏人には買う気になっても買えないのだ。

結局私が、購入をする決め手は全て「価格」次第だったのだ。
まずは購入可能な価格か否か。続いて価格以上の対価がその商品に有るか。それにはデザインや機能、ブランド等の価値を全て含める。
色々と考えてみたが何を優先するにしても「価格」がアンケートに含まれる以上は価格しか有り得なかった。

とりあえず時計を例に述べたが、これは服だろうと家具だろうと自動車だろうと全て同じだと思う。

インスピレーションで買い物が出来る方が非常に羨ましいと思った。気に入れば買う、そんな暮らしをいつかしてみたいものだ。(因みにどのアンケートでも一番多く票が集まっていたのは「デザイン」だった。Horological Machine 癸瓦陵佑聞盂曚併?廚任皀妊競ぅ鵑気に入ったなら購入出来る方ばかりなのであろう‥)