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最近発見した面白いデザインの鞄である。
「CYCLUS」というブランドの「FAMILIA pangolin」というシリーズのバッグだ。

私も詳しくは全く解らないが2002年にコロンビアで生まれたブランドの様だ。
古くなった自動車のタイヤ等を再利用したりと資源の有効活用等、環境にも配慮したプロダクトを手掛けているらしい。

その中で、FAMILIA pangolinは、非常に強い個性を発揮している。
pangolinはパンゴリン、日本名では「穿山甲」と呼ばれる有鱗目の哺乳類を指す。(画像1)

アルマジロとアリクイを足した様な風貌で、体毛が硬く鋭い鱗で覆われている。
アルマジロと同じ様に、丸まる事で外敵からの攻撃を防御する特徴を持っている。(画像2)
アリクイと同じ長い舌で蟻や白蟻を捕食する。

そして現在では乱獲され、絶滅危惧種となっている珍獣である。

この鱗の球になる姿を模し、その動きを利用した鞄こそFAMILIA pangolinである。
バックパックの「PANGOLIN」がこのシリーズでも最もその穿山甲らしい機能を再現している。(画像3、4。画像3は側面、画像4は背面。)
扇の様な作りになっており、カバーが全て開く様に設計されたバックパックで、完全に中身を全て出す事が容易に行え、そのままカバーを閉じる事で全てを収納する事が出来る。(画像5)
この最大の利点は、先に収納したモノも後に収納したモノも簡単に取り出す事が出来るという事であろう。通常のバックパックの場合は、初めに収納したモノを取り出す場合はその後に入れたモノを全て出さないと取り出す事は困難である。

まあ、そんな使い勝手を述べたが、それより見た目のインパクトがこのPANGOLINの最大のセールスポイントだと思う。
穿山甲(団子虫に近いのかもしれないが)の様な鋭さとしなやかさを持ち、また外殻はその姿の通り堅牢。素材もラバー(廃タイヤを再利用したモノと思われる)とナイロンで丈夫な作りだ。何処と無く、宮崎駿氏や真鍋譲治氏の作品等に登場するSF生物的雰囲気が漂う。(生物兵器とか機械生物の様な‥)無機物で構成された有機物と言うか‥
兎も角、かなり近未来的なデザインと動き方だ。

「PANGOLINA」というショルダーバッグ(ハンドバッグ)も有るが、やはりこのデザインはバックパックが一番穿山甲らしいと思う。(画像6。名前的にはレディースだろうか?)

価格は、€195との表記が有ったので、現在の日本円で\22,000程度と思われる。PANGOLINAはPANGOLINよりもう少し安価の様だ。

貴方もFAMILIA pangolinシリーズで新しいデザインを取り入れてみては如何だろう。PANGOLINをアクティブに使用出来れば、注目される事間違い無い。
最先端の尖ったデザインと機能美、なのに漂うレトロな印象。そしてエコロジー。暮らしに新しいスタイルが見つかるだろう。