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久しぶりに玩具を購入したので紹介しようと思う。
名前は「Mind FLEX」という。

「SEGA TOYS」より発売されている商品だがパッケージ、説明書、デザイン諸々から、アメリカ臭(アメリカ的な雰囲気)がしており、調べてみると「MATTEL」というカリフォルニア州の玩具会社が、同じく「NeuroSky」という会社が開発した技術を応用して製造した玩具の様だ。
SEGA TOYSは日本の輸入・販売元という扱いだろう。

さて、このMind FLEXには、本体以外にヘッドセットとボール、そして障害物となるパーツが数種類が入っている。(画像1、本体とヘッドセットとボール)
何となく、ボールと障害物という事で、ボールを操作して障害物を乗り越える玩具なのだろうと想像出来ると思うが、まあその通りである。しかしここで知らない方が気になるのはヘッドセットであろう。
このヘッドセットは何の為のモノか?

実は、Mind FLEXは「脳波」というイマイチ判らない仕組みで動くのである。ヘッドセットを装着する事によって脳波を測定し、その脳波でボールをコントロールするのだ。
何とも難しそうな内容だが、実際に出来る事は大した事では無い。本体には穴(ファンノズル)が開いており、そこから風が出る仕組みとなっている。本体下側中央のコントロールダイヤルを回す事でファンノズルを円状に回す事が出来る。ここは脳波とは全く関係無い。
このファンノズルから出る風量を脳波でコントロールするのだ。(画像2、コントロールの様子)

集中すると前頭葉が活発に働き、脳波が発生する。
ヘッドセットのセンサーでこの脳波を検知し、ファンノズルより風が出る。
集中力が高まればより強い風を出すという仕組みで、左下のランプ(インジケーターランプ)の数の通り5段階の風量が集中力によって発生する。
この風にボールを乗せ、コントロールダイヤルで左右に回転させる事でボールを浮いたまま移動させる事が基本的な操作である。

つまり脳波でボールを上下させ、コントロールダイヤルで左右移動を行い、障害物を乗り越えたりして楽しむ玩具なのだ。

‥はっきり言ってゲームとしては全く魅力を感じないが、この眉唾の様な脳波コントロールが非常に気になったので結局購入してしまった。

操作は、非常に難しい。集中力を増す事で確かにボールは高く浮かぶが、微調整が困難。集中しながらダイヤルを回すのも難しい。またボールを下げたい時に集中を切る、つまりリラックスするのも難しい。思い通りにはなかなか動かない。集中すると変に目や頭?に力を入れてしまう。(力を入れる必要は全く無いのだが。)
しかし数回試すと、完璧では無いにしろ、何となく動かし方のコツの様なモノは解った。
いずれは画像3の様に複雑な障害物を配して、それをスムーズに突破出来る集中力のコントロールを身に付けたいものだ。

この脳波によるコントロールを開発したのがNeuroSkyの様だ。元々は、脳波を測定しその値を視覚的に表現する「Mind Set」というヘッドフォンを先に発表している。(画像4)
こちらも今後、様々な面で発展していく可能性を秘めたアイテムである。実際、このコントロール技術を「SQUARE ENIX」がゲームに採用を検討していると言う話も出ている。

近い未来、コントローラーを使わずにプレイするスタイルのゲームが生まれるかもしれないのだ。

そんな未来を予感させるMind FLEX。まあ直ぐに飽きると思うが、暫くは集中力を高める為にも楽しんでみようと思う。