今回選んだのは、至って無難な「NEC」の「VALUESTAR L」というモデル。型番は「VL750BS」である。(画像1)
「Windows7」の64bit、USB3.0は必須。
決め手になったのは、このPC以外に「Core™ i7」搭載のスリムタワーというモノ自体があまり見当たらなかった事と、とりあえずディスプレイがFull HDの23型(旧PCも23型である)で、HDMIの入力端子を持っていたからである。
メモリは何故か2GBが4スロット全てに刺さっている状態が標準で8GBだった‥
16GBへの交換を要求したが‥駄目だった。結局2GBの標準の価格に4GBを更に購入するという無駄な出費となる。
結局予算の関係上16GBは諦め4GBを2スロット分交換。12GBで現状は満足する事とした。
さて、私の行き付けの家電量販店には、このモデルが無く取り寄せになり、商品を見ぬままスペックのみで購入を決めてしまったのだが、買ってみて気に入らない点や失敗した点が山程出てきた。
まずは、スリムタワーなのに横置きが出来なかった‥、(無駄に装備されていた)「Blu-ray Disc」ドライブが横置き出来ない使用の様だ。
我が家ではTVボードにPCを配置している。(TVの無い我が家では、TVの替りの存在なので)旧PCは、ビデオデッキの所に配置していたのだが、今回は倒せないので入らない。
これではスリムタワーを選んだ意味が全く無い。普通にタワーを選んでいた方が良かった。
続いてディスプレイである。旧型のPCのディスプレイはアナログ時代の物だがTVと兼用出来る性能を持っていた為、外部入力機能が豊富に揃っていた。
このディスプレイで、ビデオカメラで撮影した映像を見たり、(録画する場合はPCを通す必要が有ったが。)「Wii」や「PlayStation2」をプレイしていたのだが、今回のPCディスプレイは)Full HDでは有っても、入力端子はHDMIしか持っておらず、これらが全く使えない。
一応、コンポジット出力をHDMIに変換するコンバーター等も在る様だが、遅延が発生する可能性が高い事と、無駄に価格が高い為、諦めた。
結局、旧PCのディスプレイをゲーム機用に残す方が安上がるという結論になってしまった。置き場が無いので困るのだが‥。
そしてTVチューナーは内臓されていない為、「BUFFALO」の「Link Theater」なるモノを購入。(画像2)これがあればHDMIでTVをPCディスプレイに出力出来る。
‥が、コンポジット等でも出力出来る為、旧PCのディスプレイにD端子で接続する事になった。結果、HDMI入力が無くても問題無いという事に‥(HDMIで出力した方が綺麗なのだが、普段はTVを見ないし、ゲーム専用となったディスプレイの有効利用を兼ねた。)
後から出た問題では、USBが豊富なのは良いが、外部接続を増やせば増やす程、今度はプラグが増えコンセント不足となるのも大きな痛手だった。これ以上蛸足配線をしたくないのだが‥結果的にマルチタップを増やすという羽目に。
残りの重要なPCのスペックについて。
CPUはCore™ i7‐860 2.8GHz。市販のCPUとしては文句無いトップクラスの性能だ。
メイン記憶装置は勿論SSDでは無くHDDである。1TBの7200回転/分。まあ普通だ。しかしやはりこの能力がエクスペリエンス インデックスに大きく影響した。
グラフィックアクセラレータは「NVIDIA® GeForce® GT 220」私には十分なスペックだ。(因みにグラフィックメモリは最大4095MB)
さて、件のエクスペリエンス インデックスである。(画像3)
プロセッサは7.5、メモリも7.5と上々の性能である。(全て最高は現在7.9。)
グラフィックスとゲーム用グラフィックスは共に6.5と少々落ちるが3Dゲーム機として購入した訳では無いので十分満足である。
しかしプライマリ ハードディスクに関しては、やはりどうしてもHDDでは転送速度が落ちる。結果基本スコアは5.9にしかならなかった。SSDなら6.5を基本スコアと出来たと思う。
何だか全く納得の出来ない、買い物失敗と言える今回のPC。
まあ、スペック上はまだまだ市販機としてはトップクラスの性能なので、上手く増設していけば(要は金を惜しまなければ)素晴らしいPCになるとは思った。
兎も角、今回は長生きして貰いたい。