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「居合刀」の投稿で、簡単に刀について説明した。人事異動が有り、居合の練習をしていた職場の同僚は現在も刀を振り続けているのかは判らないが、巷では現在も戦国時代のブームが続いているのは間違い無い様だ。
女性で特にこういった戦国オタクを「歴女」と呼ぶ様だ。(本来、日本の戦国時代に限った訳では無いが。)

嫁も歴女という程では無いが、「Koei」のゲーム「無双」シリーズや「原哲夫」の漫画「花の慶次 ―雲のかなたに―」等にかなり嵌っている。

ゲームや漫画だけでなく、有名武将の家紋等を用いたアイテムも豊富に出ており、それもかなりのヒット商品となっているらしい。

しかし、私は、そんなファッションだけのアイテムより、より本格的にその歴史を感じる事の出来る「刀(居合刀等)」や「甲冑」等のレプリカを購入する方が意味の有る事だと思うのだ。(本物が一番かもしれないが、博物館クラスのモノだろう。)

ずっとそう思っていた・・
しかし今回紹介する「Musashi Bag」を見た時に、刀そのモノでなくても作り込みに拘りが有れば、プロダクトとして有りかもしれないと考えを改めた。

Musashi Bagは「empire33」というオーストラリアのシドニーに有る工房で製作された鞄である。
Musashiはその名の通り「宮本武蔵」を指す。海外では「武士」の代名詞と考えられている様で、「MONTBLANC」でも「Musashi Miyamoto "Ancient Swordsman from the 1600's"」という限定万年筆が販売されている。(画像1、2。画像1は全体、画像2はペン先。)

個人的には欲しいデザインでは無いが、外国人がイメージする日本の侍やその魂を表現するとこうなるのだろう。

そして、Musashi Bagである。(画像3)
鞄のハンドル、つまり持ち手に刀の柄を用いたデザインとなっている。鞄は上質なイタリアンレザーを採用、柄も本物同様ちゃんと鮫革の上に柄巻きが巻かれている。金属部もちゃんと作られており目貫も打ち込まれている。
鞄自体のデザインも西洋風ながら和のテイストを十分に感じる事が出来る。刀の柄という古い日本の伝統を西洋のデザインと融合させる事で生まれた新しいデザインだと思う。素材も拘っているだけ有り、本物感と高級感を兼ね備えている。

残念ながら価格は不明。しかし歴女には是非使って頂きたい逸品だ。

もし、もっと安くて良いので見た目だけでも、という方には「名刀雨傘」は如何だろう?(画像4)
こちらは価格も\7,140と安価だ。傘の柄が刀の柄のデザインになっているというだけのアイテムである。私が愛用している「STAR WARS」のライトセーバーの様に光る傘である「RAIN-GLO」(「傘」の投稿参照)に近いモノが有る。何しろ名刀雨傘というネーミングが秀逸である。
尤も、Musashi Bagと比べると玩具の域を出ないが、RAIN-GLOの様に話題にはなるだろう。まあ、受け狙いのアイテムなので、歴女に似合うかは正直微妙。(間違い無く男性には声を掛けられると思うが・・)

貴女も、戦国時代を愛する女性「歴女」を名乗るなら、このMusashi Bagを携えて、街を闊歩してみてはどうだろう?
粋と洒落、気品と気概を持ち合わせた女性に見えるだろう。そして文武両道という印象を与える事が出来る筈だ。勿論、私の様なひ弱な男性諸君も、男らしさをアピール出来る頼もしいアイテムになるだろう。