銀座千疋屋で小腹を満たし、小休憩した後は、直近くに有る「HERMÈS銀座店」に入る。
「HERMÈS」は、革製品が有名だが、スカーフ等のシルク製品も有名で、今回の御目当てはタイである。
ざっとフロアを見て、地下へ向かう。
地下は、タイを中心にメンズアイテムが揃う。探していたタイを発見し購入。(画像1~3。画像1は外箱、画像2、3は中身。)
普通の所謂ネクタイとは違う点が魅力だったスカーフ・タイ(ネクタイ・スカーフ)である。四角いシルク地をアコーディオン状に畳んだスタイルとなっている。(画像2の説明書き参照)このまま、普通にノットを作ってネクタイとするも良し、首に巻いたり、掛けたりとスカーフとするも良しのなかなか便利なアイテムである。
折り畳んであるタイは、風や自身の動きで拡がって緩やかに靡く。少し崩したカジュアルな雰囲気を演出出来るのが気に入っている。(画像3参照)
様々な装いに対応する汎用性に富んだタイだと思う。
目当てのモノを手に入れ、続いて、「THE CARAT」という店に向かう。こちらでは、「blu INFINITYシリーズ」の投稿で紹介した時計ブランドの「blu」や「VOUTILAINEN」といった独立時計師の時計を見る事が出来ると聞いたからだ。
bluでは、私が最も宇宙的でトゥールビヨンという名称を体現したと考えている「Majesty Tourbillon MT3」という時計が発表されている。(画像4)公転や自転といった動きによって時間を指し示す時計だ。その動きは限りなく天体に近いと感じる。(尚、http://www.youtube.com/watch?v=NPYFlAn8Ds0 のURLにて、イメージ動画を見る事が出来る。)
尚、「Breguet」の「5347 Double Tourbillon」は、Majesty Tourbillon MT3と同等のアプローチをしている時計で、トゥールビヨンを2つ配している。(「Breguet NEW Tourbillon」の投稿参照。)
VOUTILAINENは、「Observatoire」(画像5)という時計を製作した事で知られる。
Observatoireは、「Peseux260」という昔の名ムーブメントをリファインして仕上げた時計である。その手の掛かり具合は、VOUTILAINENのオリジナルと言っても過言ではない位である。
ロービートの大きなテンワ等古典的な良い点を生かしつつ、更に精度や耐久性を高め、見た目も非常に美しく仕上げたムーブメント(画像6)のシンプルな3針時計は、ひとつの究極であろう。
「時計26」の投稿で述べた「PHILIPPE DUFOUR」の「Simplicity」と並んで、未来に受け継いでいきたいと思える時計だ。(シンプルな3針の中で、私にとって今一番魅力的だと思える時計が、このObservatoireである。)
これらがもしかしたら見れるかもしれないと期待して店に入るが、中を見てもジュエリーしか取り扱っていない・・
スタッフに確認すると、THE CARATという店舗は並木通り店と交詢ビル内に有る銀座店が有る事を知った。こちらは並木通り店で、時計は取り扱っていないという事である・・
これは残念だった。しかし、もう予定の時間が近いので、今回は断念。
今度銀座に来たら是非とも銀座店に寄らせて頂こう。
という訳で、次の店に向かう。更に次回へ続く。