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「Wellendorff」。これまたドイツの老舗ジュエラーである。

ドイツと言えば、私のブログでは「NIESSING」を多く取り上げているが、同じドイツのブランドでも雰囲気はまるで違う。
NIESSINGが造形美とするならWellendorffは様式美と表現すれば良いだろうか?NIESSINGはバウハウス的な無駄を省いたシンプルな美しさなら、Wellendorffはゴシック的な豪華な装飾を施した荘厳且つ華やかな美しさを持つ。

また、NIESSINGが一分の隙も無駄も無い緻密な計算に基づいた工業的作品なら、Wellendorffは、ハンドメイドの工芸的作品と言えよう。時計で言うなら、NIESSINGが「Jaeger-LeCoultre」や「ZENITH」、Wellendorffが「Breguet」や「H.Moser & Cie.」という感じである。(私の勝手なイメージだが・・)

Wellendorffは、アーネスト・アレキサンダー・ウェーレンドルフによって1893年に創立し、現在4代目となっている。
「The Wellendorff rope」と言う18Kを編み込んだロープ(ネックレス・ブレスレット)が有名だ。
Silk in Goldと呼ばれる柔らかな肌触りが特徴。

The Wellendorff ropeも十分に素晴らしいが、今回はWellendorffの指輪を紹介させて頂こう。

現在は「Classics」(画像1)「Silken Dream」(画像2)「Chocolate」(画像3)といったコレクションが有る。最大の特徴は、エナメルと彫金によって描かれる、指輪の表面に美しい模様であろう。男性も女性も似合う。

エナメルを用いたカラフルな色使いがとても印象的だ。それでいて、手作業で作り込んで有り、仕上げも手を抜いていないのでラッカー等で作った似た様な廉価な指輪とは存在感が違い高級感が漂う。
また指輪の種類によっては、表面が回転する様になっているのも凝っている。好きな面を上に向ける事が可能だ。

素材は18K、価格は不明だが、ダイヤモンドを用いていないモデルでも40万円以上との事で、流石かなり高額だ。エナメルのカラーやダイヤモンドの有無、太さや模様の複数組み合わせをオーダー出来るらしいので、レディメイドというよりカスタムオーダーに近い様だ。日本では「MIKIMOTO」にて取り扱っているので、興味が有る方は是非、MIKIMOTOに足を運んでみて頂きたい。

貴方もWellendorff ringsをその綺麗な指で輝かせてみてはどうだろう?クラフトマンシップを味わえる伝統工芸を見て楽しみ、中世ヨーロッパの様なゴージャスな雰囲気を纏って楽しむ事が出来る筈だ。ワンランク上の贅沢な時間を過ごす事が出来るだろう。