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筆記用具、というジャンルでは無いが、デスクアイテムというジャンルには加わりそうなので、このタイトルで最近購入したアイテムを紹介しようと思う。

今回は、「Craft Design Technology」の「Inkpad」(朱肉)を購入した。

Craft Design Technologyは、日本のステーショナリー(デスクアイテム)のプロダクトブランドで、
「Pentel」、「○☆sun-star」、「LION」、「Shachihata」、「SANWA」、「YAMATO」、「ZEBRA」、「TAKEO」といった日本のステーショナリーやオフィスブランドによって、それぞれの得意分野を生かし、世界に向けてメイドインジャパンより為る美しいデスクトップを想像するプロジェクトのブランドである。

私が購入したInkpad(画像1)は勿論Shachihata製のモノである。しかし、従来の朱肉ケースのスタイルとはイメージがまるで違う。
水羊羹をモチーフとしたデザインは、艶やかで透明感が有る。朱肉が餡の様にも見え、スタイリッシュながら判子(朱肉)という日本文化の「和風」を損ねていない。確かに美味しそうだ。

尤も、世界に向けて発信したプロダクトとしては、これは失敗ではないだろうか?世界は印鑑(スタンプ)等使わず、サインが常識である。朱肉は必要とされないのではないだろうか・・
しかし、日本人にとっては有難い。なかなか他人と違う、そしてデスクの他のステーショナリーと合う朱肉は無かった。皆無と言って良いだろう。しかしこのInkpadは、デスクトップに置いても映え、洋風のデザインが多い場合もそれ程違和感は無いと思う。

完全にデスクで使う事を想定されており、蓋もネジ切りはされていない。その分よりスマートなスタイルとなったと思う。(画像2)
また、画像3の様に、カラーはアンバーとクリアの2色展開。どちらも良い雰囲気だ。個人的にはケースにもう少し和菓子の様な高級感が有れば更に良かったと思う。(喩えば、価格は高くなるがクリスタルガラスでケースを作る等をすれば良かったのではないかと思う。)

さて、デスクアイテムは難しい。デザインに拘れば拘る程に難しい。更に、性能も考えるともっと難しくなる。
実際、今私は、フラットクリンチと呼ばれる針を真直ぐに曲げるステープラー(ホチキス)が欲しいのだが、満足のいくデザインが無いのだ。Craft Design Technologyでもステープラーを手掛けているが、デザインは直線を基調に作られており嫌いでは無いのだが、フラットクリンチでは無いのだ。(画像4)今の所、デザインを取るか性能を取るかで、結果、購入を見合せている。

まあ、デスクトップアイテムに限らずだが、性能・デザイン・作り込み等を含めた価値に満足出来、更に価格が吊り合うモノを見つけるのは大変だ。しかし、納得の品が見つかった時の喜びは格別だ。
少しずつでも良いから、気に入ったモノを揃えて行こうと思う。