「PATEK PHILIPPE」の「Nautilus 5712/1A」だが、前回(「時計26」の投稿参照)異常が有った事を述べた。
今回、その異常が再び出現した為、遂に「PATEK PHILIPPE JAPAN」のサービスセンターに時計を預ける事となった。
前回も述べたが、「パワーリザーブインジケーターの残量が残っている状態なのに時計が停止する」という症状だ。
パワーリザーブインジケーターとは、機械式時計(ゼンマイを巻いて動く時計)のゼンマイの力の量を示す機構で、車の燃料計の様なモノである。ゼンマイが完全に巻上げられた状態がFull、解け切った状態がEmptyと同じで、Nautilus 5712/1Aでは、Fullで約48時間動く。当然Emptyだと時計は動かなくなる。
前回は残り約30時間、今回は残り約12時間程度のパワー残量が有るにも係わらず、時計が止まってしまったのだ。
同じ症状が現れるという事は、何処かに異常が有るという見解で、点検及び修理をして貰う為に、サービスセンター送りという事にした。
因みに購入店は、富山からは、サービスセンターの有る東京と反対方向に在るので、購入店を通さず直接PATEK PHILIPPE JAPANと遣り取りをする事にした。
尚、振ると動き出し、ちゃんとEmptyになるまで動いたのでパワーリザーブインジケーターの不具合では無い様である。
それにしてもガッカリである。このブログで知り合った、もう一人のNautilus 5712/1A所有者も受け石が外れているという初期不良が有ったとの事。PATEK PHILIPPEのモットーと言えば「世界最高峰」の時計であり、親から子へ、世代を超えて受け継がれる時計を造り続ける事である。
いくら、PATEK PHILIPPEではエントリークラスの時計とはいえ、これ程不良が多々見受けられるのが残念でならない。
やはり世代を超える、という事はまず不具合が生じ易い時計では駄目だと思う。まあ、「ROLEX」等の実用を主に考えられた時計では無く、工芸品的な時計なので繊細な分故障は仕方の無いし、有る程度覚悟はしていたが・・それでも一応「Nautilus」はPATEK PHILIPPEでもスポーツウォッチのジャンルに属する時計である。多少ラフに使っても問題無い時計で在って欲しい。
しかし、今回は、パワーリザーブインジケーターが付いていたからこそ気付く事が出来た不具合である。通常の自動巻きで、もし私と同じ様な症状で時計が止まったとしても気付かない。Emptyと勘違いする筈だ。実際には、皆の時計も私と同じ様な事が起こっているのかもしれないが、振動を与えたり、ゼンマイを再び巻上げるともう解らないのだ。
パワーリザーブインジケーターが付いていて良かったと思う。
脱進機とゼンマイは時計の心臓の様な存在である。それを目に見える値に変換するパワーリザーブインジケーターは、その心臓の状態を教えてくれる心電図の様なモノかもしれない。便利なだけではなく、異常が解り易い。
また、受け石の外れ等はシースルーバックだからこそ気付いた不具合である。シースルーバックは、機械式時計のムーブメントを楽しめるというだけでなく、不具合が目で見て確認出来るという大きな利点が有る。
やはり機械式はまず、シースルーバック、そして出来ればパワーリザーブインジケーターが有ればもっと良いと実感した。
後は、無事にNautilus 5712/1Aが直って帰って来るのを祈るばかりである。
今回、その異常が再び出現した為、遂に「PATEK PHILIPPE JAPAN」のサービスセンターに時計を預ける事となった。
前回も述べたが、「パワーリザーブインジケーターの残量が残っている状態なのに時計が停止する」という症状だ。
パワーリザーブインジケーターとは、機械式時計(ゼンマイを巻いて動く時計)のゼンマイの力の量を示す機構で、車の燃料計の様なモノである。ゼンマイが完全に巻上げられた状態がFull、解け切った状態がEmptyと同じで、Nautilus 5712/1Aでは、Fullで約48時間動く。当然Emptyだと時計は動かなくなる。
前回は残り約30時間、今回は残り約12時間程度のパワー残量が有るにも係わらず、時計が止まってしまったのだ。
同じ症状が現れるという事は、何処かに異常が有るという見解で、点検及び修理をして貰う為に、サービスセンター送りという事にした。
因みに購入店は、富山からは、サービスセンターの有る東京と反対方向に在るので、購入店を通さず直接PATEK PHILIPPE JAPANと遣り取りをする事にした。
尚、振ると動き出し、ちゃんとEmptyになるまで動いたのでパワーリザーブインジケーターの不具合では無い様である。
それにしてもガッカリである。このブログで知り合った、もう一人のNautilus 5712/1A所有者も受け石が外れているという初期不良が有ったとの事。PATEK PHILIPPEのモットーと言えば「世界最高峰」の時計であり、親から子へ、世代を超えて受け継がれる時計を造り続ける事である。
いくら、PATEK PHILIPPEではエントリークラスの時計とはいえ、これ程不良が多々見受けられるのが残念でならない。
やはり世代を超える、という事はまず不具合が生じ易い時計では駄目だと思う。まあ、「ROLEX」等の実用を主に考えられた時計では無く、工芸品的な時計なので繊細な分故障は仕方の無いし、有る程度覚悟はしていたが・・それでも一応「Nautilus」はPATEK PHILIPPEでもスポーツウォッチのジャンルに属する時計である。多少ラフに使っても問題無い時計で在って欲しい。
しかし、今回は、パワーリザーブインジケーターが付いていたからこそ気付く事が出来た不具合である。通常の自動巻きで、もし私と同じ様な症状で時計が止まったとしても気付かない。Emptyと勘違いする筈だ。実際には、皆の時計も私と同じ様な事が起こっているのかもしれないが、振動を与えたり、ゼンマイを再び巻上げるともう解らないのだ。
パワーリザーブインジケーターが付いていて良かったと思う。
脱進機とゼンマイは時計の心臓の様な存在である。それを目に見える値に変換するパワーリザーブインジケーターは、その心臓の状態を教えてくれる心電図の様なモノかもしれない。便利なだけではなく、異常が解り易い。
また、受け石の外れ等はシースルーバックだからこそ気付いた不具合である。シースルーバックは、機械式時計のムーブメントを楽しめるというだけでなく、不具合が目で見て確認出来るという大きな利点が有る。
やはり機械式はまず、シースルーバック、そして出来ればパワーリザーブインジケーターが有ればもっと良いと実感した。
後は、無事にNautilus 5712/1Aが直って帰って来るのを祈るばかりである。