場所は「新丸の内ビルディング」の5階に有る「PASTA HOUSE AWkitchen TOKYO」を選んだ。麺類好きな私らしい選択になった。
予約無しだったのでテーブルは満席。店内はかなりの賑わいであった。辛うじてカウンターが空いていたので、そちらに座る。
店内はレストランとバーを足した様な雰囲気だ。陽気さとドレッシーさを程良い感じでミックスしている。
注文したのは、「蝦夷鹿と牛蒡のタルタル」、「柚子香る白子のもちもちピチ」、「黄金かぶと真鱈のフレッシュトマトソース スパゲッティーニ」、そしてドリンクに「ジンジャーエール」、「Heineken」を選ぶ。
ジンジャーエールは勿論下戸の私で、オランダビールのHeinekenは嫁である。(画像1)
ジンジャーエールは、かなり生姜が効いた刺激の強い味だった。
ドリンクと併せて、付け出しの様に出てきたのが蝦夷鹿と牛蒡のタルタル。(画像2)蝦夷鹿の挽肉(微塵切り?)と牛蒡のスライス、小口切りした葱がガラスの器に入っており、これを掻き混ぜ、添えて有るチコリにトッピングして頂く。結構ピリ辛風味だったが後を引く美味さだった。
さて・・蝦夷鹿と牛蒡のタルタルを平らげ、ドリンクも殆ど飲み乾したのだが、残りの注文が出てこない。
客が多い所為か、はたまた忘れられているのか?
暫くするとスタッフが、詫びと共に、パンが運ばれて来た。(画像3)これは嬉しいサービスだった。2種類のパンとソース?があり、十分に時間を紛らわす事が出来た。
そうこうしている間に、柚子香る白子のもちもちピチ(画像4)と、黄金かぶと真鱈のフレッシュトマトソース スパゲッティーニ(画像5)が完成。
柚子香る白子のもちもちピチは、柚子の香りとペースト状にした白子が、太いうどんの様なパスタ(ピチ)に非常にマッチしている。
また白子の空揚げも添えて有り、こちらも美味だった。ピチの食感も思った以上に良い。
黄金かぶと真鱈のフレッシュトマトソース スパゲッティーニはごろりとした玉葱の様な形の蕪が印象的だ。多分、蕪の葉と茎も使われている。真鱈は想像以上にホクホクしており、初めは鱈と判らなかった位だ。トマトソースも食べ易い。
パスタはどちらも満足の行く味だった。しかし、気になる点と言えば、量が少な過ぎる。その割には素材に拘っているのか価格が高めだ。何だか物足りなく感じるのだ。味が良いだけに、この物足りなさは少々残念だった。
食事を終え、富山に戻る。こうして慌しい東京旅行を無事終えた。
ところが食事はまだ続く。帰って来てからは、土産を食べなくてはならない。
嫁は「TORAYA CAFÉ」(「東京旅行27」の投稿参照)で購入した「TORAYAあんパン」。こしあんと小倉あんの2種類有り、両方購入。(画像6)こしあんは、生地に玄米粉を加えて香ばしく焼き上げ、小倉あんは、生地に加えたココアのほろ苦さとトッピングした黒ごまの香ばしさが良いアクセントになっているという。どちらもその通りの特徴が有り、甘過ぎない美味しいあんパンで、嫁曰く牛乳との相性が最高らしい。
私は折角六本木ヒルズに行ったので、恒例「LE CHOCOLAT DE H」にて土産を買った。
「東京旅行27」の投稿で述べた「Van Cleef & Arpels」の展覧会「the Spirit of Beauty」。この展覧会開催に因んで、会場の有る六本木ヒルズ内の「Museum Cafe MADO LOUNGE」、「THE FRENCH KITCHEN BRASSERIE & BAR」、「L'ATELIER de Joël Robuchon」、「Terres de Truffes,Tokyo」、そしてLE CHOCOLAT DE Hの5店舗とそれぞれコラボレーションメニューが期間限定で登場していたのだ。
この中で、唯一土産として持ち帰りが可能なLE CHOCOLAT DE Hの「Fairy bonbons au chocolat」を選んだという訳だ。他、「TASSE DE CHOCOLAT」というショコラドリンクと、「Marron pie」を購入。(画像7)
Fairy bonbons au chocolatは右がプレーン、左上が赤ワイン、左下がナッツとなっている。私の好みの味だ。(画像8)
更に、Fairy bonbons au chocolatにはVan Cleef & Arpelsデザインのフェアリーのオーナメントが付いてきた。(画像9)コラボレーションメニューをオーダーすると貰えるらしく、各店舗毎、計5種類のデザインが有る。どれも良いデザインだ。(画像10)
「石川旅行」の投稿で述べた、「SWAROVSKI」の2006年のオーナメントと並べて飾ってみる。(画像11)なかなか見栄えは良い。
しかし、デザインは兎も角、オーナメントとしての完成度は極めて悪い。プラスチックの板を切り抜いただけで、面取り等の側面処理もしていないのが気に入らない。老舗ジュエラーの名前を冠しているのであれば、喩え無料のプレゼントやノベルティであっても、それなりのクオリティが必要だと思う。そうでなければ、逆にブランドの名を傷付けるだけではないだろうか?
仕上げで手を抜いて欲しく無い。この程度しかプレゼント出来ないのであれば、こういうサービスはしない方が良いかもしれない。
最後は少々愚痴っぽくなってしまったが、時計に展覧会に食事にと結構充実した今回の東京旅行であった。