トゥールビヨンのキャリッジを実際に使用した動きの有るカフリンクスで、時計好きの心を掴む逸品だ。
しかし、他にも「トゥールビヨン・カフリンクス」が存在するので紹介したい。
さて、皆はトゥールビヨンと言えば、どのブランドを思い浮かべるだろう?やはり1番は「Breguet」だろう。トゥールビヨンを発明したアブラアン・ルイ・ブレゲを祖とするブランドで、現在最もトゥールビヨンに拘り、また敬意を払っているブランドではなかろうか。新しい(当時の)Breguetのトゥールビヨンを備えた時計は「Breguet NEW Tourbillon」の投稿で紹介しているので参照して頂きたい。
ではBreguet以外では?
「FRANCK MULLER」?「AUDEMARS PIGUET」?「Jaeger-LeCoultre」?色々な意見が有るだろうが、私は「GIRARD-PERREGAUX」を忘れてはならないと思う。
発明から100年余り、当時のアイデアを変わらず継承している「スリーゴールドブリッジトゥールビヨン」は、トゥールビヨンを語る上で外せないのではないだろうか。(画像1)
スリーブリッジトゥールビヨンについては、「GIRARD-PERREGAUX WRITING INSTRUMENTS」の投稿で述べているが、GIRARD-PERREGAUXを代表する発明であり、そのゴールドブリッジは最早アイコンと化している。
GIRARD-PERREGAUX WRITING INSTRUMENTSの万年筆及びローラーボールは限定数を完売した模様である。その為、現在は新しいモデルが発売されている様だ。(画像2)価格は不明だが、やはりゴールドブリッジを効果的に使用し、一目でGIRARD-PERREGAUXと解る使用となっている。また、軸にはゴールドブリッジ型の窓が付いており、時計で言うパワーリザーブインジケーターの様に、万年筆内のインクの残量が解る様になっている。差し詰め、インクリザーブインジケーターとでも言えば良いか・・(尤も、万年筆にはこの手の窓が付いているモノは多い。)
そして、そのゴールドブリッジを用いたカフリンクスも現在販売されているのだ。
思ったよりシンプルなデザインだが、やはりゴールドブリッジの存在感は強い。何処から見てもGIRARD-PERREGAUXだと識別出来る。
素材は勿論時計同様18Kのゴールドで、天冠は18KWG又はオニキスとなる。ダイヤモンドを周囲にあしらったモノも選べる。
天冠が18KWGのモデルはペルラージュやサンレイといった、時計で多く使用される伝統的な装飾を施されており、時計ブランドらしいカフリンクスとなっている。
画像3の上段は18KPGの本体に天冠が18KWGのペルラージュ仕上げ、下段は18KWGの本体に天冠が18KWGのサンレイ仕上げ。
画像4は18KWGの本体にダイヤモンドをあしらい、天冠がオニキスのモデルである。
価格は残念ながら不明だが、かなり高額だと予想される。
GIRARD-PERREGAUXが好きな方、トゥールビヨンが好きな方には是非使って頂きたいGIRARD-PERREGAUX CUFFLINKS。
特にスリーゴールドブリッジトゥールビヨンを御持ちの方は、WRITING INSTRUMENTSと併せて、身に纏って欲しい。左右の袖を彩るカフリンクスと胸元に輝くペンのクリップでブリッジが丁度3つ、即ちスリーゴールドブリッジとなり、腕の時計をより鮮烈に印象付ける事だろう。