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世の中には巡り合わせというモノも有るのだろうか。
インターネットで知り合った方より、「PATEK PHILIPPE」の「Nautilus 5712/1A」(画像1)が正規でひょっこりと入って来たという情報を頂いた。
その店舗は予約も取っておらず、その店舗の常連であった知人に連絡が入ったらしい。そして私に購入のチャンスが突然訪れたのだ。その知人が私を紹介して下さったのだ。

「時計12」の投稿でも述べたが「夏用の時計」が欲しいとずっと思っていた。
Nautilus 5712/1Aは、私の好きなパワーリザーブインジケーターとムーンフェイズ、スモールセコンドにディスクカレンダーを備えたモデルで、ムーブメントも薄型のマイクロローターという魅力的なモデルだった。

しかし、昨年「PIERRE KUNZ」の「CUPIDON」を購入した為、当分時計を買う算段をしていなかった私にとっては完全に想定外である。

非常に迷った。貯金を叩いて買うか、それとも諦めるか・・
Nautilus 5712/1Aは、時計好きなら知っておられるだろうが結構な人気モデルである。私も探していたが今回まで全く見つからなかった位である。
最近、不況の影響かこういった時計もチラホラと市場で見掛ける様になった。

ここで問題が有るのが、PATEK PHILIPPEがGeneva Seal(画像2)所得を辞めて新たにPatek Philippe Sealとした事である。精度や保証はPatek Philippe Seal(画像3)の方が優れているのかもしれないが、私にとってPATEK PHILIPPE=Geneva Sealである。
PATEK PHILIPPEのみ、唯一最初の1個がGeneva Sealの検定に合格すれば同型のムーブメントは無条件にGeneva Seal刻印が可能であった。他のブランドはそれぞれ単体を合格させる必要が有る。当然PATEK PHILIPPEのGeneva Seal所得率は100%であり、Geneva Seal所得モデルの実に95%を占める。それ程PATEK PHILIPPEとGeneva Sealは密接だ。私には、イマイチGeneva SealではないPATEK PHILIPPEというモノがピンと来ないのだ。

年が進めば既存モデルも順にPatek Philippe Sealに移行していくだろう。
つまり、もし今後に期待、とするとGeneva SealではなくPatek Philippe SealとなったNautilus 5712/1Aになっている恐れが有るのだ。
くだらない事かもしれないが時計好きには結構重要な事である。
その移行期間内に時計用の貯蓄が出来るか否か、また再びNautilus 5712/1Aに出逢えるかどうか?


諦めて?この巡り合わせが、私にとっての啓示だと思い、購入を決意。新しい機械式時計が仲間に加わった。これからの季節は活躍しそうだ。
これで本当に暫くは時計を我慢する。今後はちゃんと時計用に貯金してから買うと決めた。(欲しい時計はまだまだ沢山有るのだが・・)