
分針が滑っている状態になっており、急に時間が進んだりする。
考えられる原因は、歯車の欠け、針のカシメの緩みのいずれかだと思う。こういう症状はクロノグラフ等に多いと思うのだが、無論3針で起こらないという事も無い。
Breguetの場合は良くも悪くも繊細という事で、不具合が実用時計より起こり易い様だ。そういった点ではやはり「ROLEX」等に軍配が上がるのだろう。(尤も求めるモノが違うので、比較の対照にするのも間違っているが。)
このCLASSIQUE 8067は、「時計6」の投稿で述べた「Gressive」の保険に販売店が加入する前に購入した時計なので、残念ながら5年保証の対象になっていない。
しかし正規代理店で購入しているというのが強みか、針のカシメの緩みだけであれば、無料で修理が出来るらしい。こういう点はやはり並行品でなくて良かったと思う。
という訳で、現在修理中なので、「PIERRE KUNZ」の「CUPIDON」は嫁専用と化している。(CLASSIQUE 8067と違い、仕事には使っていない様だが。)
幸い、「TRADITION 7027」は2針しか無い為か、不具合は全く感じていないしCUPIDONにも特に問題は無い。
心配なのはCUPIDONが不調になった場合である。購入店が東京なので、簡単に修理に出す事も出来ない上に、Gressive未加入だ。そういう意味でも、本来なら地元で購入出来れば一番良い。富山にももっと様々な取り扱いブランドが増えて欲しいと思うのだが・・まあ増えないだろう。富山は、皆が知っているであろう有名なモノしか売れない、基本保守的な県民性である。人と同じである事を望み、その中で優劣を付けたがり、それ以外は拒絶する。しかも、県民がそれを理解している。だから、いくら良くても、有名でないブランドは売れない。結果、有名なブランドでコーディネートされた者が多く見受けられるのだ。どちらかというと見栄っ張りな県民なのかもしれない。
そう考えるとBreguetを購入した、私の行き着けの某宝飾時計店は、なかなか頑張っていると思う。Breguetに「AUDEMARS PIGUET」、「JAQUET DROZ」、「blu」、「GRAHAM」、「MAURICE LACROIX」・・ジュエリーでも世界5大宝飾店「Grand Cinq」の内の4つを取り扱う。更に昔は「ANTOINE PREZIUSO」まで有った。(輸入問題で、現在は取り扱っていない。)
実際、これらのブランドは県外からの問い合わせの方が多いものも有るらしい。田舎ならでわで、もしかしたら掘り出し物が眠っているという事も考えられる。実際Breguetのサンクトペテルブルグ設立300周年記念の限定モデル「CLASSIQUE 5933」のPG(画像はそのWG)がずっと展示されていた。(現在は売却済)また、「某宝飾時計店4」の投稿で述べた「Royal Oak Offshore Alinghi Team Chronograph 2007」や「La Fleur de Lotus」もそのひとつだろう。
私からすると、時計を見に都会へ行くが、逆にレアピースを手に入れる為に都会から田舎へというのも増えてくれれば、取り扱う品ももっと多くなるだろう。
富山県民にはあまり期待はしていないが、店と県外の金持ちには期待したい。
話は変な風に変わってしまったが、出来るだけ早く時計の修理が完了して欲しいものだ。