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先日、行き着けの某時計宝飾店で「CHAUMET&BOUCHERON Paris Vendôme Fair」が開催されたのでまた足を運んだ。(画像1)
前回のフェアについては、「某宝飾時計店3」の投稿参照。

ヴァンドームに拠点を置く、世界5大宝飾店「Grand Cinq」の「CHAUMET」と「BOUCHERON」は、女性だけでなく男性をも魅了する老舗の伝統を感じさせる素晴らしいジュエリーを製造している。

特に今年はBOUCHERON150周年という事で、今回は「某宝飾時計店3」の投稿では眺めているだけであったBOUCHERONのジュエリーを十分に堪能してきた。
まずは私が気に入っている「TROBLE」の指輪である。(画像2、3)やはり強いフェイスの蛇が格好良い。このリングはマルチ(2)フィンガーリングなのも気に入っている。

「Delilah」シリーズは、ゴールドを布の如く編みこんだ美しいジュエリーである。(画像4)金色のマフラーの様に見えるが素材は18K。この繊細さ、そして柔らかさは相当熟練の技術が必要だと思う。

ダイヤモンドを散りばめた、「RICHELIEU」の指輪(画像5)や「ANGRA」の羽根モチーフブローチ(画像6)、様々な貴石を用いた「SHEHERAZADE」の指輪(画像7)等豪華なジュエリーが並ぶ。

そして今回のフェアの中でも最も目を惹いたコレクションが「Extravagant Bestiary」というBOUCHERONの代名詞とも言える動物シリーズである。勿論私の手の届く価格ではない、ハイジュエリーと言って差し支えの無いモデルだ。(一応TROBLEもExtravagant Bestiaryに含まれるらしい。)
煌びやかな動物の指輪を嵌めさせて頂いた。カメレオン、蛙、亀、蝸牛(順に画像8、9、10、11)という見様によっては少々グロテスクなモチーフだが、この独特の存在感は他のジュエラーには無いと感じる。
中でも宝石を纏って指間を這う蝸牛には感動を覚えた。

それにしても、BOUCHERONの好き嫌いが別れる理由が何となく理解出来る。BOUCHERONのデザインはディフォルメしても可愛らしさより、リアルさが強い。アクが強いと言うべきか・・
そこが良いと感じるか、毛嫌いしてしまうかなのではないだろうか。私は好きだ。

更に、BOUCHERONでは、このExtravagant Bestiaryのコレクションに150年アニバーサリーとして新しいモチーフを限定で追加した。
簡単に言うとキメラである。キメラとは合成された生物を指す。主に自然界に実在しない想像上の生物でドラゴンやスフィンクス、鵺等が判りやすいかもしれない。(勿論、人工的に合成して本当に誕生した場合もキメラである。)
このキメラをBOUCHERONが創造してジュエリーとしたモノが「Camérisson」画像12)と(「Chauvéléon」(画像13)の指輪である。Camérissonはカメレオンとハリネズミ、Chauvéléonはカメレオンとコウモリのキメラを合成した生物だ。
妙にリアルで妙にグロテスクなのになんだか非常に可愛らしい。残念ながらこの2つは、今回のフェアでは見る事が出来なかった。(殆ど在庫が無いらしい。)

一通りBOUCHERONのジュエリーを満喫し小休憩。「MARIAGE FRÈRES」の紅茶を頂く。「Thé Rouge d'Automne」というマロングラッセのフレーバーのティーを選択。甘い匂いがとても馨しかった。味は美味いのかどうか良く判らなかった。(安い舌なので・・)

アロマな紅茶でリラックスし、再びジュエリーを見て回る。後半はCHAUMETである。次回へ続く。