先日鍵を紛失した。
家の鍵と自動車(セダン)の方の鍵が、キーホルダーの小さなリング部分が広がり、そのまま何処かに落とした様だ。(つまりキーホルダーが切れた。)

通常「MR-S」に乗っているので、帰宅するまで全く気付かなかった。
家の鍵を開けようとしたら鍵が無い。漸く事の重大さに気が付いた。

まず、このままでは家に入れない。(アパートだが)
アパートなので、このまま鍵が見つからなかった場合、防犯上、扉の鍵自体を新しいモノに取り替えなければならない。
冬用のセダンが冬なのに使えない。
そして、それをどうにかする資金が無い。

という事だ。

とりあえず、仕事中の嫁に電話し、嫁の持つアパートの鍵を借りる。この鍵でスペアを作れば済みそうなのだが、アパートではそうもいかない。結局管理人に紛失した旨連絡し、扉の鍵の交換となるのだ。

続いて、鍵の無いセダンのスペアキーを作って貰えるのかである。キーナンバーも当然覚えていない。富山は大分寒くなってきており、何時雪が降り出しても可笑しく無い。

と言う訳で、私は鍵を探すという行動に出た。見つかれば全て解決する。
まずはMR-Sの車内を探す。この可能性が一番大きいと思ったが、無い。
続いて自分がMR-Sから降りた場所を思い出す。鍵は、MR-Sを何処かに駐車して、歩いて移動する場合にしか車内以外に落ちる可能性が無い。
可能性が有るとすれば・・
自宅
仕事場
歯科医院
コンビニエンスストア2箇所
スーパーマーケット
漫画喫茶
ショッピングセンター
であった。
この建物内か、MR-Sの駐車した位置から建物までの間、という事になる。

「鍵」というモノはその鍵で開くモノが何か解らない限りは、他人には無用の長物である。
つまり、財布等が落ちていたのなら、見つけた方がそのまま持っていく可能性が高いが(俗に言う「ネコババ」)、鍵が落ちているのを発見した場合、持っていっても価値が無いので警察かその敷地の管理者に届ける可能性が高いと想像した。

まずは警察である。警察のHPで「遺失物」を公表しているのを知っている。
各都道府県で行っており、富山県でも公表している。(URLはhttp://www.npa.go.jp/consultation/chiiki2/ishitsubutsulink.htm

富山市の鍵の紛失で1週間以内を見てみるも、どうも該当するらしいモノが無い。

何だか推理モノとアドベンチャーゲームの様な雰囲気になってきた、と気楽な事まで考え始める。本当は見つからない可能性が高いのでもっと焦らなくてはならないのだが・・緊張感の無い脳だ。

続いて立ち寄った場所全てに電話を掛けた。(実際に現場を見に行った所も有る。)
自宅・仕事場には当然無い。
歯科医院・コンビニエンスストア・スーパーマーケットにも遺失物の届出は無かった。
漫画喫茶は私がいたダーツ周辺には無いという回答であった。

最後にショッピングセンターに聞いてみて無ければ、漫画喫茶を実際に自分で調べ、それで見つからなければギブアップである。

ショッピングセンターに問い合わせてみると、何と鍵の遺失物が届いている様だった。電話で鍵の特徴を質問されたので、大まかな形や色等を答える。・・一致!

諦めずに探した御陰で、無事鍵を発見する事が出来た。

何とも無意味な一日だったが、兎も角見つかって一安心。
キーホルダーは今チェーンを二重にして落下防止を図っているが、買い替えを考えている。
セダンは一応スペアキーを作った。(因みにMR-Sは既にスペアを準備して有る。)

鍵は携帯電話や財布等と同様、外出する際には必ず持ち出すモノである。考えてみるとどれも落としたら非常に困るのだ。紛失しない様に何か考える必要が有るかもしれないと考えてみたが・・何も思いつかなかった。(鈴を付けるとかも考えたが、五月蝿い。)
まあ、気を付ける事にしよう。何か良いアイデアが有ったら是非教えて頂きたい。