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「うみねこのなく頃に」のepisode1「Legend of the golden witch」(画像1)が体験版として無料で配布されており、プレイ中であったのは「日記5」の投稿で述べた。

とりあえずepisode1をプレイし終えたので、その報告を兼ねて、ゲームの紹介をしようと思う。

うみねこのなく頃には「ひぐらしのなく頃に」(「コンピューターゲーム2」及び8の投稿参照)と同様、「07th Expansion」より発売されている同人ゲームである。爆発的なヒットを遂げたひぐらしのなく頃にに続いて、現在episode3までが発売されているうみねこのなく頃にも既に高い人気を博している様だ。

ゲームの紹介は以下のとおり。(画像2)

伊豆諸島、六軒島。
全長10kmにも及ぶこの島が、観光パンフに載ることはない。
なぜなら、大富豪の右代宮家が領有する私的な島だからである。

年に一度の親族会議のため、親族たちは島を目指していた。
議題は、余命あと僅かと宣告されている当主、金蔵の財産分割問題。
天気予報が台風の接近を伝えずとも、島には確実に暗雲が迫っていた…。


六軒島大量殺人事件(1986年10月4日~5日)


速度の遅い台風によって、島に足止めされたのは18人。
電話も無線も故障し、隔絶された島に閉じ込められた。
彼らを襲う血も凍る連続殺人、大量殺人、猟奇の殺人。
台風が去れば船が来るだろう。警察も来てくれる。
船着場を賑わせていたうみねこたちも帰ってくる。

そうさ、警察が来れば全てを解決してくれる。
俺たちが何もしなくとも、うみねこのなく頃に、全て。

・・・・・


うみねこのなく頃に、ひとりでも生き残っていればね…?

貴方に期待するのは犯人探しでも推理でもない。
貴方が“私”をいつ信じてくれるのか。
ただそれだけ。
推理がしたければすればいい。
答えがあると信じて求め続けるがいい。
貴方が“魔女”を信じられるまで続く、これは永遠の拷問。



『うみねこのなく頃に』の世界へようこそ
1986年10月4日の六軒島へようこそ

貴方は、右代宮家が年に一度開く親族会議を垣間見ることができます。
莫大な資産を溜め込んだ老当主はもはや余命も僅か。
息子兄弟たちにとって、親族会議最大の争点はその遺産の分配についてでした。
誰もが大金を欲しており、誰もが譲らない。誰も信じない。
老当主の莫大な遺産を得るのは誰か。
老当主が隠し持つという黄金10tの在り処はどこか。
その在り処を示すという不気味な碑文の謎は解けるのか。
そんな最中、魔女を名乗る人物から届く怪しげな手紙。
18人しかいないはずの島に漂い始める19人目の気配。
繰り返される残酷な殺人と、現場に残される不可解な謎。
何人死ぬのか。何人生き残るのか。それとも全員死ぬのか。
犯人は18人の中にいるのか、いないのか。
そして犯人は「人」なのか、「魔女」なのか。
どうか、古き良き時代の孤島洋館ミステリーサスペンスのガジェットを存分にお楽しみください。

『うみねこのなく頃に』の推理は、可能か不可能か。
本作品は、ジャンル的には連続殺人ミステリーになるかもしれません。
しかし、だからといって推理が可能であることを保証するものではありません。
“解けるようにできている”甘口パズルをお好みの方はどうぞお引取りを。
『うみねこのなく頃に』は、皆さんに“解かせる気が毛頭ない”最悪な物語です。
しかし、だからこそ挑みたくなる最悪な皆さんは、初めましてようこそ。
私も、そんな最悪な皆さんを“屈服させたくて”この物語をお届けします。
皆さんは、どんな不思議な出来事が起こっても、全て“人間とトリック”で説明し、一切の神秘を否定する、最悪な人間至上主義者共です。
どうぞ、六軒島で起こる不可解な事件の数々を、存分に“人間とトリック”で説明してください。
皆さんが、どこまで人間至上主義を貫けるのか、それを試したいのです。
犯人は魔女。アリバイもトリックも全ては魔法。こんなのミステリーじゃなくてファンタジー!
あなたが悔し涙をぼろぼろ零しながら、そう言って降参するところが見たいのです。
私が期待するのは、正解に至る推理が現れることじゃない。
一体何人が最後まで、魔女の存在を否定して、“犯人人間説”を維持できるのか。
つまりこれは、魔女と人間の戦いの物語なのです。

連続殺人幻想『うみねこのなく頃に』

選択肢でなく、あなた自身が真相を探るサウンドノベル。
推理は可能か、不可能か。
魔女に屈するか、立ち向かうか。
楽しみ方はあなた次第。


という、何とも挑戦的な内容である。しかしひぐらしもそうだった。犯人(原因)は人間かそれとも祟りなのか偶然なのか?SFなのかオカルトなのか、それとも‥という内容。
今回のうみねこも似たコンセプトである。殺人は、人間によって引き起こされたトリックなのか?魔法という何でも有りの方法で次々に死んで行くのか?

相変わらず選択肢は無い。一本道のサウンドノベルだ。ひぐらしの頃に気になっていた絵の違和感は流石にもう無い。逆にこの絵だからこそ奇妙な恐怖感が芽生えるとも思ってしまう。音楽も相変わらず燃えるし、おどろおどろしい。完成度は同人でも非常に高い。


さて、episode1では18人全員が死亡という結末になった。(表向きは。)
今回の物語、一体誰が得をするのだろう?
トリックは条件によっては破れるとも思う。怪しい人物もいる。また仰々しいモノは敢えて人の目を惹き付け、真相を上手く隠すので、そこを逆に付けば良い。
しかし、それは無理矢理な可能性を作っているだけで、いくつかの矛盾点も生まれる。
結局魔女の仕業と屈服するか、こうやってずっと頭を捻り続けるかという有る意味マゾヒスティックな悶々とするゲームかもしれないが、だからこそ、次のepisodeが楽しみなのである。

この投稿を読んで興味が出た方はとりあえずepisode1だけでも良いので魔女に立ち向かって欲しい。
私はepisode4で問題編が終了すれば一気に続きをプレイしようと思う。