イメージ 1

イメージ 2

久しぶりにリアルタイムで楽しく見せて貰ったアニメが「コードギアス 反逆のルルーシュ」である。

続編となる「コードギアス 反逆のルルーシュR2」に話が続き、先日完結した。先の読めないストーリーには毎週驚かされた。

大まかなストーリーは以下の通りである。

超大国ブリタニア帝国に占領され属領となり、エリア11と呼ばれる日本。
ブリタニア人の学校、アッシュフォード学園に通うルルーシュ・ランペルージは、シンジュクゲットーでテロリストとブリタニア軍の戦いに巻き込まれ、ブリタニア軍に所属する旧友の枢木スザクと再会する。
だが二人の前にある少女が現れ悲劇は起きた。ブリタニア軍から少女とルルーシュを庇おうとしたスザクが、銃で撃たれてしまったのだ。悲嘆するルルーシュに、少女はある能力を授ける。
「ギアス」。
他人に1度だけ自分の如何なる命令をも強制出来る、絶対遵守の力。
王の力を手に入れたルルーシュはブリタニアに素顔を隠し戦いを挑む。

というストーリーで2人の青年の生き様を追っていく。
一人が主人公であるルルーシュ・ランペルージ。彼は善人ではない。しかし、純粋であるが故、求めるモノの為に、悪を肯定する。
もう一人がルルーシュの親友である枢木スザク。日本人ながら名誉ブリタニア人の道を選び、内部から改革を目指す。
この2人は宿敵として出会う事は必然なのである。


面白い事に、物語は基本的にルルーシュサイドで進行する為、スザクの存在は初期はかなり疎ましい。
しかし、女性陣より男性陣こそがこの物語の華である事は間違いない。

監督谷口悟朗、シリーズ構成大河内一楼、キャラクター原案CLAMP、キャラクターデザイン木村貴宏、メカニカルデザイン安田朗、中田栄治、阿久津潤一という最近の話題作を手掛けたスタッフが揃っている。

出来るだけネタばれを含まないコードギアスの感想だが、設定はなかなか面白い。
しかし、「DEATH NOTE」や「新世紀エヴァンゲリオン」的な要素を混ぜただけという感もある。
それぞれ頭脳的駆け引きではコードギアスよりDEATH NOTE、シナリオ設定ではコードギアスよりエヴァンゲリオンに軍配が上がる。特に思想的哲学的な解釈はエヴァンゲリオンのパクリだと感じた位だ。
それでも、コードギアスはやはり面白かった。展開が早く、物語が全く読めないのと、常に時間に動きがあるのが良かったのかもしれない。(無理矢理50話で終わらせるには仕方無いのかもしれないが。)
そして、50話で粗方の話を収拾出来ているのも良かった。スッキリするかどうかは別として、納得のいく結末に仕上がっている。故にエンターテインメント性ではコードギアスの方が上ではないだろうか。
見て楽しいし、続きが見たいと思わせてくれるのだ。

久しぶりに私にとって良作であった。(画像は、コードギアス公式HPより。尚、URLはhttp://www.geass.jp/first/index.html