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「新婚旅行5」の投稿で、「CARAN d'ACHE」のガスライターについて述べた。

CARAN d'ACHEはスイスの筆記用具ブランドで、私も「新婚旅行5」の投稿のとおり、友人の土産としたり、「鞄と筆記用具2」の投稿では、「Ecridor Collection Chevron Fix pencil」というCARAN d'ACHEが発明したフィックスペンシルの限定モデルを購入した事を述べた。このフィックスペンシルも「限定商品」のひとつである。

CARAN d'ACHEは「MONTBLANC」、「S.T. Dupont」そして「dunhill」の様に、ここ最近は筆記用具だけでなく様々な紳士用品を販売している。その中でもガスライターはとても素晴らしい。
高級ガスライターを手掛けるブランドとしてS.T. Dupont、dunhill、「Cartier」、そしてCARAN d'ACHEが有り、CARAN d'ACHEはその中でも頂点だと私は思っている。

スイスメイドらしい、作り手の拘りが詰まったライターで、80余りの部品と200を超える製造過程を経て、時計等と同様細部に至るまで丁寧に仕上げてある。フリントホルダー、斜め45度に炎が出る様調整された火口、左右どちらの手でも使用出来るローラー、全開時のみ着火可能な安全装置、ガスリザーブタンク等のオリジナリティ溢れるギミックが満載だ。(画像1、内部構造)また、ケースも無垢から削り出しである。
2008年になり更に値段が上昇し、私が目を付けていた「Carbon fibre」(画像2)は\357,000、「Cubes」(画像3)も\336,000と他のブランドでは限定の装飾モデルや貴金属モデル並みの値段となっている。
私はタバコを吸わないので、流石にこの金額は出せなかった。しかし、ずっと良いガスライターが欲しいという想いは募るばかりであった。

そして先日、ふらりと立ち寄った某並行輸入品販売店で、CARAN d'ACHEのモノでは無いがかなり昔の限定モデルで、もう手に入れる事は出来ないだろうと思っていたライターを発見し、つい購入してしまった。

それは、S.T. Dupontの「007 JAMES BOND」である。2004年に販売された限定モデルで、イアン・ランカスター・フレミング原作のスパイ(アクション)映画「007シリーズ」に因んだものである。2006年には「007 CASINO ROYALE」がリメイクし公開され、S.T. Dupontでも007 CASINO ROYALE限定モデルが発売となった。(画像4)2008年となる本年も、新作の映画及びS.T. Dupontの限定モデルが発売されると言われている。

私が購入した007 JAMES BONDモデルは、ジェームズ・ボンドという殺しのライセンスを持つスパイ(映画)をモチーフに作られたモノで、銃のようなデザインが施されている。S.T. Dupontの中でも最もポピュラーな装飾の「Brushed」という刷毛目仕上げ(ヘアライン仕上げ)と「Diamond Head」(クル・ド・パリ)、そのどちらをも効果的に用い、更に、要所にポリッシュのギョシェが施されている。ローラーは弾丸型で、GMTを搭載している。世界中を飛び回る007らしいギミックだ。
形状も装飾も非常に特徴的ながら、 S.T. Dupontらしいモデルだ。
限定モデルの為、S.T. Dupontが持つ独特の反響音を確認出来ないまま購入したが、鳴らしてみると音自体は少々響きが弱く、低音で残念だった。こればっかりは仕方が無いが、もっと抜ける様な高音で余韻が有れば気持ち良いのだが。
画像5が外箱、画像6が収納状態、画像7が開いた状態、画像8が本体とギャランティカードである。

煙草に興味は無いが、綺麗な(ボンドガールの様な)女性にジェームズ・ボンドの様にさっと懐からこのライターを取り出し、火を付ける事が有れば、それだけで私にとって買った価値が有る。
そして、もし私が吸うならシガレットでなく、シガーやシガリロを選びたいものだ。