眼鏡に頼らずともモノが見えるというのは大変便利で、特にスキーのゴーグルやマスク等顔を覆うモノを着用する際は本当に眼鏡は邪魔であった。
しかし、私のブログの「趣味」の書庫を閲覧されれば解ると思うが、私は結構目の負担となる趣味が多い。このブログ等PCを多用する事も勿論だ。
ゲームに、読書、時計等の組み立て、それにダーツも一点を集中して見る。
私が思うに、現在社会において最も負荷が掛かっている部分こそ「眼」ではないだろうか。
少しでも眼に良い環境を作る為には、当然暗い所より明るい所の方が良い。その方が、細かな作業も行い易い。そう考え、照明器具を購入する事にした。
照明器具として私のブログで取り上げたのは、「Lucellino Lamp」である。美しい羽を持つ電球は宛ら有機と無機を併せ持った天使にも見える。照明器具の中でも至高のデザインで、私も最も気に入っている。
唯、このランプが眼に良い実用的なモノかと考えると違う。ムードランプであり、オブジェとしては最高なのだが‥
実用とデザイン。双方を満足させてくれるモノを探して、購入したのが「BIOLITE EON」である。
BIOLITEは、人間の目に最も優しいとされる日の出30分後の太陽光に近い特性を持つ光との事。また、一般のランプは、交流電源の影響で光にチラツキが生じるが、このチラツキが目の疲労の大きな原因のひとつである。BIOLITEは電源に直流点灯方式を採用し、チラツキを解消。
照度も2000ルクスと明るく、光の色も白色に近い為、発色が鮮やかに再現されるらしい。
実用性は十分で、時計のムーブメントの様な細かな部品を扱う場合も良さそうだ。
そして、「ロス・ラブグローブ」というイギリスのデザイナーによる、まるで彫刻の様な静かな佇まいを持つ何とも言えない造型に心を掴まれた。(画像1、消灯している状態)
この状態からスイッチを押すと、ライトの部分が起き上がり点灯する。(画像2、点灯している状態)
消灯時に有った静寂感は無くなり、まるで生きているかの様な躍動感に変わる。
この静と動の瀟洒なデザインが実用性を後押ししている。実際、使用しない時は画像1の状態で在った方が邪魔にならず有難い。デスクライトと考えても優秀だ。
気になった点は、光が熱い。ハロゲン球を使っているので仕方無いのかもしれないが‥
もう一つは画像2の状態で、ライトの角度を少しで良いので調整出来れば良かった。