富山輸入車ショウは富山県輸入自動車販売店協会が主催する、約80台に及ぶインポートカーの新型車展示会である。
過去にも何度か足を運んだが、その時々の時代を反映した車種がやはり多いと感じる。
今回展示場に入ってみてざっと周りを見渡し感じた感想は一言で言うと「地味」である。
というか、最近のこういった自動車展示会はこの富山輸入車ショウに限らず「地味」だと思う。華が無いのだ。自動車とは移動手段である。その本質はより速く目的地に到達する事であり、その為に様々な技術を開発してきた。コントロールする事、止まる事もその為の産物だろう。故に各自動車メーカーが総力を挙げて開発しているF1をはじめとするモータースポーツは、逆に私達が安全に移動する技術にフィードバックされているのだ。
しかし昨今は、その技術を誇示するべきスポーツカー不遇の時代である。狭い乗車スペースに少ない乗車定員、硬い足回りに悪い燃費。そして高い価格。
そして高嶺の花として君臨するモデルには、妥協しない美しさを持った存在感があるのだと私は思う。
だが、そういったモデルの数は年々少なくなってきて、快適性を売りにしたモデルが増えてきた。売れない車より売れる車、それは当然の事なのかもしれないが寂しいものだ。
さて、その地味な中で一際輝いていたモデルが「Audi」の「R8」である。(画像1、画像2)
4.2ℓV8 DOHCエンジンにはフレームの一部にマグネシウム合金を用いたりとドイツの拘りが随所に光るミッドシップ4WDである。420ps/7800rpmで値段は\16,700,000。
他には私の好きなオープンカーを何枚か写真に収めてきた。
「Mercedes-Benz」の「SLK」(画像3、4)
「PORSCHE」の「Boxster」(画像5、6)
「Alfa Romeo」の「Alfa Spider」(画像7、8)
「MINI」の「MINI Cooper Convertible」(画像9、10)
「PEUGEOT」の「207CC」(画像11、12)
最後にもう一つの華、コンパニオンは確かに美人ばかりだったが、露出が少なくやはり物足りない印象だった。しかし「DODGE」のコーナーにいたコンパニオンは気さくに挨拶し好感が持てた。