「CHAUMET」と「BOUCHERON」は「石川旅行」の投稿でも述べたが、世界5大宝飾店「Grand Cinq」と呼ばれる宝飾分野のトップブランドである。
CHAUMETは皇帝「ナポレオン・ボナパルト」に愛されたブランドとしても有名だ。彼の戴冠式のクラウンや宝剣を手掛けたのが「マリー・エティエンヌ・ニト」である。「ジョセフ・ショーメ」が後継者となりここでCHAUMETとなる。
BOUCHERONは「フレデリック・ブシュロン」によって創業したブランドだ。パリ・ヴァンドーム広場に最初にブティックを構えたジュエラーでGrand Cinqの第一人者でもある。
今回のフェアでは、CHAUMETは新作ウォッチを中心に、BOUCHERONはハイジュエリーを中心に商品展開がなされていた。
CHAUMETではやはり腕時計の「DANDY」が目を惹いた。異型ながら美しい薄型ドレスウォッチだ。3針モデルがやはり好きだが、クロノグラフ(画像1)もなかなか良い。カフスリンクスもあったがSSなのでダイヤモンド入りでもリーズナブルだった。嫁は「ABC de CHAUMET」の「AMOUR」(画像2)がお気に入りのようだ。石の頭文字をとって言葉に出来るようになっておりAmethyste(アメシスト)、Morganite(モルガナイト)、Opal de Feu(ファイヤーオパール)、Uvite(ウバイト)、Rhodolite(ロードライトガーネット)の頭文字で「A・M・O・U・R」となるとか。
BOUCHERONは高価で繊細なハイジュエリーも当然素晴らしいものだったが、貧乏な私には「TROBLE」(画像3)等のBOUCHERONを代表するモデルの方が現実味も有り、着用も出来そうだった。嫁は「QUATRE」(画像4)を昔から欲しいと言っていた。TROBLEは「危険」という意味で蛇のモチーフだが、ヨーロッパでは魔除けという意味合いがある。QUATREは「4」という意味である。イエロー、ホワイト、チョコレート、ピンクの4色のカラーゴールドで構成される。それぞれ違うカットが施されている。
モンブランとコーヒーを御馳走になって帰ったのだが、前回訪れた際に予約しておいたケーキとシャンパンを購入。「MALMAiSON」の「オレンジのパウンドケーキ」と「Veuve Clicquot」を美味しく頂いた。(写真5、6)