私のブログでも何度か話題に上っている「PATEK PHILIPPE」の時計のひとつである。
私は古いモデルはあまり詳しくないのでこの腕時計がどのようなものかはよく解らないのだが、美しさと完成度の高さはPATEK PHILIPPEに間違い無いと思う。
特徴を見てみよう。(ケース表:画像1 ケース裏:画像2)
古典的なスタイルで非常に好感が持てる。Breguetのような緻密なギョシェが施された文字盤は非常に美麗。スモールセコンドが9時位置にあるところも新鮮。最近では見ない形状のブルースチールハンドも魅力的だ。
シースルーバックになっており中のムーブメントを見る事が出来る。チラネジの付いた大型のテンプとケース一杯のクラシカルなムーブメントは目を奪う。
ケース素材は18KPG、サイズは42mmとの事。ルビーは人口ではなく天然のモノを使用しているらしい。
‥つまり、このモデルはPATEK PHILIPPEの懐中時計を腕時計化したもののようだ。
懐中時計のように竜頭を上に持っていくとスモールセコンドは従来の6時位置になる。
PATEK PHILIPPEらしくない42mmという大型ケースなのもムーブメントの元が懐中時計であったのなら納得できる。よく見るとこのムーブメントは何度か見た事がある輪列だ。古いPATEK PHILIPPEのものだろう、天然ルビーを使用していてもおかしくない。デッドストックの懐中時計ムーブメントを腕時計にしたのだろうか?
唯、シースルーバックが腕時計に採用されたのはそれ程昔の事では無い。このモデル自体の制作はそれ程古くないのではないかと考える。
はっきり言って、欲しいモデルだ。(といっても直買えるモノでは‥)
詳しい方、このモデルの詳細を教えて頂きたい。
追記だが、「当時2004バーゼルで注目を浴びた品物であり、かの有名なマーティン・ブラウンの父が100年以前のオールドウオッチを所有てしおり勿論、中身は正真正銘の“パテック・フィリップ”その息子がドイツのCCMブラウンでリスト・ウオッチ・ケースに搭載したものがこれである。これほど歴史のある時計は、とても目面らしいと言えましょう、またこの時計を2005年に名古屋の時計店:宝石のたなかで購入しました。時計コレクタには欠かせない絶好の機会ではないかと思います。是非このご縁を大切にして頂ければ幸いと思い今回出品致します。」との事。ギャランティや箱はないのだろうか‥