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8月10日、11日と富山駅北口「AUBADE HALL」前広場にて「ART SUMMER FESTIVAL 2007」が開催された。11日に少々時間が出来たのでふらりと立ち寄ってみた。

「街が劇場になる+美味しいバザール」というコピーのこのフェスティバルは、大道芸と富山の食を中心にした屋台が並ぶ催しで、更にAUBADE HALL内では抽選に当選した1000名のみが入場出来る「ステージ・オン・サーカス」と「グレイト・ジャズライブ」が開催されたらしい。これは応募もしていなかったので見る事は出来ない。
という訳で、屋外の大道芸と屋台を見物した。

珍しく活気溢れる富山の駅周辺を見た気がする。とにかく暑い日だった11日だが、皆暑さに負けない良いテンションだった。

広場に着く前からかなりの人だかりであった。祭とは違う雰囲気の屋台が立ち並ぶ。
その脇を抜けAUBADE HALL前へ。

嫁が目を留めたのが、既に始まっていた大道芸であった。「バーバラ村田」という女性芸人によるひとり二役のキャバレーミュージカルに目を奪われていた。大きなパペットを肩に乗せ、何処か不思議な芝居とダンスなのだが魅了される何かがある。かなり嫁が気に入ったようで、どうしてもという事で「御捻り」を帽子へ。私は「ジョジョ」とか「からくりサーカス」とか思い出した。(写真1)

続いて歩いていると、陽気な中年男性に声を掛けられ、半強制的に席に着かされた。この男性は「サウンドマシーン」という芸人であった。一人で様々な楽器を同時に演奏するハイテクワンマンバンドらしい。足を動かす事でドラムを叩いたりと動作によって様々な楽器を同時に操るのは確かに凄い。売りは「ヘッドドラム」というヘッドギアに仕込んだシンセドラムで頭を叩くと音が鳴る所だろうか?客を巻き込む才能もなかなかだが、ちょっと強引なのが玉に瑕だ。因みに漢字で書くと「作芸人磨心」とか。(写真2)

席についている間、隣に金色の巨大な化け物がウロウロしている。「ダークラクー」というフランス人の大道芸のようだ。奇妙な動きで大きいくせに妙に俊敏。ついついサウンドマシーンの席に着いているにも拘らず注目してしまった。アルファベットで書くとDarkrakouとのこと(写真3)

再び歩くと、「中国雑技団」が、片言の日本語で喋りながらも凄いパフォーマンスを行っていた。中でもバランスを取りながら、器用に姿勢を変えていく女性は凄いと感じた。何か身体が普通ではありえない方向に曲がっているようだ。なかなか可愛い娘だった。(写真4)

ROMANDO ROLLというフランスロール(クレープ)を食べた。「\マネーの虎」というテレビ番組で一躍有名になったらしい。いつも何処かのショッピングセンター等でバス屋台として販売しているのだが、すぐに移動するので最近はご無沙汰だった。久しぶりだったのでつい買ってしまった。「Colombian Bitter Brown」というコーヒーゼリーの入ったほろ苦いロールを食べたがなかなか美味かった。

気が付いたらサンバやジャズの様な演奏を行うグループが。(写真5)よく判らないが「少子化対策」というグループだろうか?近くにはギンギラギンでさり気無い「unpa」やアコーディオン奏者の「小春」という方も発見。「ファニーボーンズ」というお化けのコンビも子供を驚かしながら陽気にウロチョロしていた。

向こうでは凄い芸を行っていたのでそちらに向かう。「シルク・バロック」というフランスのグループだ。サーカスのようなパフォーマンスで観客を魅了している。MTBを巧みにエクストリームのように乗り回す男性(写真6)や、高所より吊るされたシルクロープを使った妖艶なショー(写真7)、ピエロ顔負けのキャラクターの男性と見ていて興奮させられた。

その後は「ヨシザワ」という方のパントマイムを見た。キャラクターはマリオとチャップリンを足して割ったような・・感じであった。今までもパントマイムは見た事があったが、何度見ても凄い。どれもわざとしている行動なのにわざとらしくない、本当にそういった現象が起こっていると錯覚する。(写真8)

ちょっとのつもりで見たが思った以上に楽しめた。大道芸もかなり奥が深い。楽しく面白い芸も、芸人の笑顔の裏に並々ならぬ努力があるのだろう。ちょっとやそっとでは真似が出来ない。御捻りはともかく無料で楽しめるのも有難い。また見たいと素直に思った。(画像9、ART SUMMER FESTIVAL 2007ロゴ)