愛車である「MR-S」だが先日少々トラブルが発生した。PCのキーボードも壊れたりと最近は身の回りのモノの調子が良くない。
私のモデルは初期型で一度小変更を行った時代ものだ。(この小変更時に、シーケンシャルMTが追加されたと記憶している。)まだ5速MTの時代のものである。
この車だが、やはり何度かトラブルが発生している。
サイドブレーキのワイヤーが切れたり、玉切れしていないのに急に方向指示器灯が点灯しなくなって、勝手に直る症状もあった。
上記の症状に関してはどんな車にでも発生する可能性のあるトラブルなのだが、今回はこのMR-Sの特徴である「ミッドシップ」「オープンカー」という点で問題が発生した。・・先日の大雨警報発令時における雨の浸入である。
「雨漏り」でなく「雨の浸入」と記載したには訳がある。雨漏りでは天井(この場合は「幌」)に欠損があり、その部分から雨が漏って車内に侵入してきた場合だが、今回はそういった状態ではなかった。MR-Sは普通の自動車のトランクルームにエンジンが設置されているので、荷物積載スペースはボンネットをトランクルームとして使用するのだが、当然ながらあまり積めない。まともなトランクルームがないのでシートの後ろに簡易トランクであるラゲッジスペースを設けてある。
この中にじわじわと雨水が浸水したのだ。
何処から浸水しているのかがよく判らない。幌をじっくり観察すると助手席側の幌の骨が接して擦れる部分がほんの少し破けていた。・・仕方がないのでとりあえず内側からガムテープで応急処置。運転席側も調べてみるとやはり同じ部分に擦れた跡があった。こちらはまだ破れる前だったが、補強を兼ねてとりあえずガムテープを張っておいた。
大きな穴が開く前に発見できて良かったが、残念な事にそろそろ幌は寿命なのかもしれない。直に交換する程でもなさそうなので暫くこのままで様子見とした。しかし、どうもここから雨が漏った形跡は無かった。
車に詳しい友人に症状を伝えるとズバリ返答が。
サイドエアインテーク内に幌を伝った雨水を車両下部へ排水する為のドレーンが設けてあるのだが、そこが詰まったら、ラゲッジスペースに雨水が流れ込むという事が起こっているという。
ズバリの解答だった。
ようするに、幌の脇から雨水を流す排水口が詰まり、行き場の無くなった溜まった雨水が車内に流入しただけだった。
そういえば雨の日に運転するとたまにサイドエアインテーク付近からゴボッという堰き止められた水が流れるような異音が聞こえた。そのときにちゃんと調べておけば今回のような事にはならなかったはずだ。
雨の中、早速サイドエアインテークを取り外す。ドレーンを見てみると凄い常態だ。葉や泥が詰まって途轍もなく汚れていた。なかなか取れないので割り箸を突っ込む。幌の脇からホースで水を流し一気に汚れを押し出す。真っ黒な泥水が流れ、何度か繰り返す内に詰まったゴミは全て取れたようだ。運転席側、助手席側と清掃完了。
その後TOYOTAに行きドレーンを注文。新しいドレーンに交換した。
私は現在青空駐車である。木々の葉やゴミが車に落ち、雨が葉をドレーンに流す。そこに黄砂等が降ると、完全に目詰まりしてしまうのだ。
不摂生(青空駐車)が祟ると動脈硬化(ドレーンの詰まり)を起こすという訳だ。血液(雨)を流す為、定期的な健康診断(ドレーン清掃)を実施すれば、今回のような病状(浸水)は発生しなかった。また、咳等(異音)の不調のサインを見逃さず、早期発見早期治療(点検)を心掛ける事が人間も自動車も永く健康でいられるに違いない。
このような事を考えさせられたトラブルだった。
トラブルが何度か発生しているものの、やはりこのMR-Sは気に入っている。これくらいのトラブルでは乗り換えようとは思わない。そう思える車に乗っているのも幸せだと思う。ある程度手が掛かるのも可愛いのかもしれない。(いくら可愛いといっても、旧車には手を出せないが。)
あと何年乗れるか判らないが、少しでも永く生活したいものだ。(もし乗り換えるとしたら同モデルのFINAL VERSIONでも良いと思ってしまう。)
私のモデルは初期型で一度小変更を行った時代ものだ。(この小変更時に、シーケンシャルMTが追加されたと記憶している。)まだ5速MTの時代のものである。
この車だが、やはり何度かトラブルが発生している。
サイドブレーキのワイヤーが切れたり、玉切れしていないのに急に方向指示器灯が点灯しなくなって、勝手に直る症状もあった。
上記の症状に関してはどんな車にでも発生する可能性のあるトラブルなのだが、今回はこのMR-Sの特徴である「ミッドシップ」「オープンカー」という点で問題が発生した。・・先日の大雨警報発令時における雨の浸入である。
「雨漏り」でなく「雨の浸入」と記載したには訳がある。雨漏りでは天井(この場合は「幌」)に欠損があり、その部分から雨が漏って車内に侵入してきた場合だが、今回はそういった状態ではなかった。MR-Sは普通の自動車のトランクルームにエンジンが設置されているので、荷物積載スペースはボンネットをトランクルームとして使用するのだが、当然ながらあまり積めない。まともなトランクルームがないのでシートの後ろに簡易トランクであるラゲッジスペースを設けてある。
この中にじわじわと雨水が浸水したのだ。
何処から浸水しているのかがよく判らない。幌をじっくり観察すると助手席側の幌の骨が接して擦れる部分がほんの少し破けていた。・・仕方がないのでとりあえず内側からガムテープで応急処置。運転席側も調べてみるとやはり同じ部分に擦れた跡があった。こちらはまだ破れる前だったが、補強を兼ねてとりあえずガムテープを張っておいた。
大きな穴が開く前に発見できて良かったが、残念な事にそろそろ幌は寿命なのかもしれない。直に交換する程でもなさそうなので暫くこのままで様子見とした。しかし、どうもここから雨が漏った形跡は無かった。
車に詳しい友人に症状を伝えるとズバリ返答が。
サイドエアインテーク内に幌を伝った雨水を車両下部へ排水する為のドレーンが設けてあるのだが、そこが詰まったら、ラゲッジスペースに雨水が流れ込むという事が起こっているという。
ズバリの解答だった。
ようするに、幌の脇から雨水を流す排水口が詰まり、行き場の無くなった溜まった雨水が車内に流入しただけだった。
そういえば雨の日に運転するとたまにサイドエアインテーク付近からゴボッという堰き止められた水が流れるような異音が聞こえた。そのときにちゃんと調べておけば今回のような事にはならなかったはずだ。
雨の中、早速サイドエアインテークを取り外す。ドレーンを見てみると凄い常態だ。葉や泥が詰まって途轍もなく汚れていた。なかなか取れないので割り箸を突っ込む。幌の脇からホースで水を流し一気に汚れを押し出す。真っ黒な泥水が流れ、何度か繰り返す内に詰まったゴミは全て取れたようだ。運転席側、助手席側と清掃完了。
その後TOYOTAに行きドレーンを注文。新しいドレーンに交換した。
私は現在青空駐車である。木々の葉やゴミが車に落ち、雨が葉をドレーンに流す。そこに黄砂等が降ると、完全に目詰まりしてしまうのだ。
不摂生(青空駐車)が祟ると動脈硬化(ドレーンの詰まり)を起こすという訳だ。血液(雨)を流す為、定期的な健康診断(ドレーン清掃)を実施すれば、今回のような病状(浸水)は発生しなかった。また、咳等(異音)の不調のサインを見逃さず、早期発見早期治療(点検)を心掛ける事が人間も自動車も永く健康でいられるに違いない。
このような事を考えさせられたトラブルだった。
トラブルが何度か発生しているものの、やはりこのMR-Sは気に入っている。これくらいのトラブルでは乗り換えようとは思わない。そう思える車に乗っているのも幸せだと思う。ある程度手が掛かるのも可愛いのかもしれない。(いくら可愛いといっても、旧車には手を出せないが。)
あと何年乗れるか判らないが、少しでも永く生活したいものだ。(もし乗り換えるとしたら同モデルのFINAL VERSIONでも良いと思ってしまう。)