「Lindt」を筆頭にスイスのチョコレートは世界的に有名なものが多い。私がスイスで訪れたショコラトリーのひとつ「Stettler」も有名店だ。「Pavés de Genève」(写真1)というチョコレートは日本語で「ジュネーブの石畳」と呼ばれ、皇太子妃が皇太子に贈ったとして日本でも人気に拍車を掛けている。
実際に食べたが、非常に旨い。甘すぎないところがスイスメイドのチョコレートらしい。他の国の土産のチョコレートは少々甘すぎる感がある。個人的な順位を付けるなら、スイスチョコレートの次はやはり日本のチョコレート。口に合う。次はベルギーといったところか。
さて、私の知る限り高級チョコレートの代名詞といえば、「Truffe Noir」(写真2)である。「LE CHOCOLAT DE H」という六本木ヒルズ内にあるショコラトリーの中でも一粒\1,000という高額なものだ。世界三大珍味のひとつである黒トリュフを使用した香り豊かなチョコレートだ。たった一粒が指輪のようにケースに納められており、贅沢で高級感溢れる作りだ。LE CHOCOLAT DE Hは世界で活躍するパティシエ、辻口氏が手掛けた。日本人による日本人の為のチョコレートなのかもしれない。
それをも上回る価格の美しいチョコレートが、ある時計雑誌に載っていた。
スイスの「deLafée」から販売されているチョコレートだ。とはいっても純粋なショコラトリーではない。
スイスで有名なものといえば「金」もである。deLaféeは金の中でも食用の金を取り扱うブランドだ。24kの純金を用いた食用金箔等を販売しているが、商品の中に金箔を振りかけた贅沢なスイスメイドのチョコレートが存在する。それが今回紹介する「deLafée Gold Chocolate」(写真3~5)だ。
「Celebration」と呼ばれる8本入りと「Intimacy」と呼ばれる2本入りがある。
どちらも非常に立派な箱に入っている。この箱も「ROLEX」等のケースを製造しているメーカーに依頼しているそうだ。蓋を開けた中身はチョコレートと言うよりもはやジュエリーだ。宝飾品ならぬ宝食品とその雑誌には買いてあるが、なかなかうまい表現だ。
塗した金箔は勿論、チョコレートもエクアドル、ベネズエラ、ガーナ産のカカオ豆をブレンドしとことん拘った上質な作りは流石スイスメイドと言わざるを得ない。
2006年のアカデミー賞にノミネートされた俳優全員に贈られたというまさに豪華絢爛なチョコレートである。
24kの官能的な喜びを齎してくれる贅を極めたdeLafée Gold Chocolate。輝く薄片は魔法のように、心を掴むだろう。
貴方も限りない贅沢な幸せを、大切な方と共に。大切な時間と共に。
値段は、
Celebration \16,500
Intimacy \6,500
である。