私のブログでも何度も登場したBreguetの歴史的傑作、トゥールビヨンはその複雑さもさることながら見る者を惹き付けてやまない魅力がある。マリーアントワネットが虜になったのも肯ける。
時計ファンであれば、いつかはグランドコンプリケーションを、いつかトゥールビヨンをと思う方が多いだろう。
グランドコンプレケーション=超複雑時計と言われる機能には、
パーペチュアルカレンダーと呼ばれる閏年までの計算を行うカレンダー機能、ミニッツリピーターと呼ばれる、時分を澄んだ音色によって表す機能、スプリットセコンドクロノグラフと呼ばれる、ラップや2人分のタイムを計測できる機能、ソヌリと呼ばれる時報、そしてトゥールビヨンと呼ばれる脱進機を回転させ、重力による誤差を均一化する機能がある。どれも非常に繊細な機能で製作できる時計師も数少なく値段も非常に高額だ。
その中でも亜種の多いトゥールビヨンだが、アブラアン・ルイ・ブレゲが発明したものの直系こそBreguetのトゥールビヨンである。(ただし、腕時計としてトゥールビヨンを復活させたのはダニエル・ロート氏。)
写真がBregut Classique TOURBILLONである。立体的な文字盤が非常に綺麗で、エングレービングも優美。まさにBreguetを代表する時計だ。この美しさは一流の宝飾に値するといっても過言ではない。その中のトゥールビヨンはまさに人の手で作り上げた宝石だ。
この時計どうして購入したかというと、
walkingman様の投稿から借用したが、「イメージで・・・買ったことに・・・した」だけだ。何しろ今日は4月1日、エイプリルフールである。(エイプリルフールについては「ブログ開設より1ヶ月経過」の投稿参照。)
真っ赤な嘘だが、まあ他人に迷惑を掛ける嘘でもないので勘弁して頂きたい。まさに夢物語なのだ。それ程Breguetのトゥールビヨンは憧れの時計なのである。眺めるだけで倖せになれる時計だ。宝籤でも当たれば!!(値段が\10,000,000。)