これから結婚を考えておられる方、人生の節目や記念に美しい宝飾を探しておられる方には是非オススメしたい。
私は婚約指輪を買わず「婚約記念品」(こちらも過去の投稿参照)として時計を選んだが、今ならBreguet Jewelleryの指輪も良いと思う。(ただし、嫁には似合わないだろう。)
Breguet Jewelleryは、「Breguet Writing Instruments」(過去の投稿参照)と同じ様にBreguetの意匠を汲みこんだりと特徴的で繊細なデザインのものになっている。
ジュエリーラインは
「LES COEURS」、「LES MARINES」、「LA REINE DE NAPLES」、「LE RUISSELLEMENT」、「LES SERPENTINES」、「LES TOURBILLONS」と6種のモチーフがあり、
更にハイジュエリーラインとして
「LES JARDINS DU PETIT TRIANON」、「MARIE-ANTOINETTE」、「L'ORANGERIE」、「LES PLUMES」の4種のモチーフが現在存在している。(こちらはかなりの高額になる。今回は割愛させて頂く。)
LES COEURSコレクションはクールと読み、ハートがモチーフだ。画像1のように美しいハートシェイプにカットしたカラーストーンを用いている。尚、画像1はピンクトルマリンのペンダントである。素材は18KWGにダイヤモンドをあしらっている。
LES MARINESコレクション(画像2)は、時計にもある「MARINE(マリーン)」という防水時計をモチーフにしたようだ。新作のレディースのMARINE(画像3)にもこのような波模様がある。画像2の指輪はサファイアとダイヤモンドで波を表現したものだ。素材はWGで\1,228,500。
LA REINE DE NAPLESコレクションである画像4は現在のBreguetの中でも最も有名で美しいレディース時計のひとつである「REINE DE NAPLES(クイーン オブ ネイプルズ)」(画像5)をモチーフにしている。Breguetの創設者であるアブラアン・ルイ・ブレゲが、ナポレオンの妹でナポリ王妃となったカロリーヌの為に製作したブレスレットウォッチのデザインを現代に蘇らせたものがREINE DE NAPLESだ。指輪も時計と同様私をも魅了する大変美しいデザインだ。上記で述べた婚約指輪として選びたい品だ。
画像4はエメラルドカットされたサファイアをやはりWGとダイヤモンドで取り巻いている。サイドの形状が時計のREINE DE NAPLESのように卵型になっているのが特徴だ。価格は\7,276,500。ピンクトルマリンでメレダイヤモンドも少ない指輪なら\1,627,500~である。(余談だがREINE DE NAPLESと同機能のメンズウォッチが出れば非常に良いと思う。REINE DE NAPLESにはエキセントリックダイヤル、スモールセコンド、ムーンフェイズ、パワーリザーブインジケーター、そしてシースルーバックとなる。メンズのラウンドモデルがあれば欲しい。)
LE RUISSELLEMENTコレクションは一番由来が判らないデザインだがルイセルモンと読み、意味は「煌き」らしい。
画像6のネックレスはWGとダイヤモンドに18個のルビーを散らしたデザイン。胸の開いたドレスでは首周りから胸元を美しく彩ってくれるだろう。
LES SERPENTINESコレクション(画像7)は蛇をモチーフにしている。フランス語でセルペンチヌと呼ぶそうだが、英語ではなるほど、サーペントと読めなくもない。このイヤリングは緩やかなカーブが蛇を思わせる。WGとダイヤモンドの白蛇が真珠に巻き付いている様は不思議と神々しい。\2,562,000。
LES TOURBILLONSコレクションはアブラアン・ルイ・ブレゲの発明の中でも最も有名で偉大なトゥールビヨンがモチーフである。渦巻きという意味を持つトゥールビヨンは時計を重力から解き放ち、その動きは星の軌跡を想像させる。トゥールビヨンの渦はまさに銀河そのものであろう。
画像8のペンダントも銀河を彷彿とさせる。WGとダイヤモンドの星々が銀河の螺旋を描きバルジである真珠を優しく包み込む。(解り難ければ太陽系で考えて頂きたい。ダイヤモンドが惑星で、真珠が太陽である。)
価格が記載されていないモデルは、カタログでは価格が解らなかった。申し訳無い。
Breguetの繊細で秀麗なデザインは時計だけに留まらず、Writing InstrumentsやJewelleryでも十分にその存在を示している。豪華でありながら嫌味のないBreguet独特の魅力がある。そしてクラシカルさとモダンさを併せ持つ新しさが、貴女に華を添え、上質な女性を演出できるだろう。
貴女もBreguetを纏い、特別な存在となってみてはどうか?数々の王侯貴族を虜にしたゴールドスミスと呼ばれるスイスの彫金師の持つ技が、時計だけでなく宝飾にも遺憾なく発揮されている。貴女も絶対に満足できるだろう。