人気は凄まじく、可愛い(更に怖い)絵でアニメ化され一旦中途半端に完結した。(第2期の製作が決定したようだ。)漫画や更に携帯電話のゲームになったりと様々なところに進出している。
そして、今回紹介するのはPlayStation2で2月22日に発売されたサスペンスアドベンチャーノベル「ひぐらしのなく頃に 祭」である。遂にPlayStation2にまで移植されたのだが、こちらは原作のようにひたすら読み進めるものでなく、多数の選択肢が登場し、物語の前半の進め方で後半が10通りの展開に変化する仕組みだ。
ストーリーは、
昭和58年初夏。
例年より暑さの訪れの早い今年の6月は、
昼にはセミの、夕暮れにはひるらしの合唱を楽しませてくれた。
ここは都会から遠く離れた山奥にある寒村、雛見沢村。
人口2千に満たないこの村で、それは毎年起こる。
―――雛見沢村連続怪死事件―――
毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。
巨大ダム計画を巡る闘争から紡がれる死の連鎖。
隠蔽された怪事件、繰り返される惨劇。
いるはずの人間がいない。いないはずの人間が、いる。
昨夜出会った人間が、生きていない。そして今いる人間が、生きていない。
惨劇は不可避か。屈する他ないのか。
でも屈するな。
運命は、その手で切り開け。(HPより抜粋)
後半は、
鬼隠し(おにかくし)編・目明し(めあかし)編・盥回し(たらいまわし)編・綿流し(わたながし)編・罪滅し(つみほろぼし)編・憑落し(つきおとし)編・祟殺し(たたりころし)編・皆殺し(みなごろし)編・澪尽し(みおつくし)編・暇潰し(ひまつぶし)編のいずれかに辿り着く。
この中には原作にないストーリー展開ある。絵も受け入れやすい絵に変わった。惨劇シーンも十分恐ろしく描かれている。音楽も効果的で臨場感がある。原作を全てプレイした私でさえ買う程だ。(勿論限定版を購入・・)初めての方はかなり楽しめるはず!(ただし、絵が受け入れられるなら原作の方が物語を順番にこなせるので面白いかもしれない。)
天災か人災かはたまた神か悪魔の仕業か?SFか?オカルトか?それとも・・
普通の推理物とは一味違ったなんでもありの推理が面白い。どの物語に辿り着くかは貴方の選択次第だ。貴方は仲間を救い自分自身も生き残る事ができるか?惨劇に挑め。