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今度は嫁のロザリオ‥というよりペンダントについて。写真の3品だがこれらは全て私が購入したもので、もし嫁が要らないと言ったら自分で使おうかと思っていたものだ。
やはり私が選んだ品だけありクロスモチーフとハートモチーフが多い。これについては「ロザリオ」の投稿で紹介した「DOLCE&GABBANA」のロザリオと「Lucellino Lamp」の投稿で紹介した「Angel Heart Lamp」を持っている事でも解るとおりだ。当然「PIERRE KUNZ」の「CUPIDON」(これも過去に投稿)も好きなのでクロスだけでなくハートもかなり好きなのだ。
これについては私の好きな色も関係している。服装でもそうだが、白黒中心のモノトーン(中でも黒が多い。)を筆頭にシルバー、シースルー、そして赤を好んで使う。自動車(こちらも過去に投稿。)も白色のボディカラーに赤色のワンポイントを入れてある。白地や黒地に赤は格好良く映えると思っている。
つまりハートもアクセサリーやオブジェとしてなら十分に引き立つ存在だ。柔らかそうな女性的シルエットも良い。

という訳で、前回はロザリオについて薀蓄を述べたが今回はハートについて。
愛情や親しみの意を込めて用いられるサインであり赤色で描かれるハートはこころ・若しくは心臓を表すシンボルである。
しかし、女性の臀部や胸の輪郭、陰部などを表現したものだとする説(私の女性的という表現もあながち的外れでないのかもしれない。)や、シルフィウムという植物がモチーフだと考える説も存在する。
シルフィウムとは古代ギリシャにおいて非常に重宝された植物である。ハートマークと非常に良く似た形をした果実(または種)が生り、その果実をモチーフとした銀貨が発行されているらしい。薬や香辛料として珍重されたらしいが既に絶滅して現存していないため、実際の効能は不明。
あまり詳しくは調べることが出来なかったが、銀貨になる程の植物なのだ。ハートマークの起源と考えられても不思議ではない。

また皆もご存知のとおり、ハートはトランプのスートのひとつでもあり、タロットカードのカップ(小アルカナ)と同等である。プリーストのような聖職階級を象徴する意や聖杯を表すと言われている。
ハートと同様だけあり、恋愛面や心の占い結果を司っているようだ。

と、今回調べたことについては以上。以下は嫁にあげたペンダントについて。

写真中央の小さいものが、「Tiffany&Co.」のエルサ・ペレッティ女史デザインのクロスペンダント。
水銀や溶けたハンダがクロス状の形になったような絶妙な歪みが見事だと思う。

写真右のものは、「Baccarat」の「A la folie pendant」。玉虫色に色を変えるカッティングの美しいハートが魅力。エッジが効いていて良い。

写真左のものは、何処のものかわからないが、赤く染色したハート型の牛革をボルトとナットの付いたクロスで挟み込んだという変わった代物。ナチュラルなハートとアーティフィシャルなクロスの融合が素晴らしい。強固な思想で繊細な心を守護しているかのようなデザインはゴシカルでありつつもアバンギャルドだ。このブランドを知っていたら教えていただきたい。

とまあ自分の好みで、嫁に似合うペンダントを見繕ったが、値段的にはかなり手頃。(私のロザリオも安いが。)今は気に入ってくれているようでなによりだ。